2012年11月20日火曜日

Building a wood fired brick oven (with a rocket stove) 27 / Dome

日曜の作業の続きをば
今日のドームのレンガ積みはここからスタート。

先週6段まで積んだので今週は7段目から。
先週のうちにカットしてあったレンガを仮置きして隙間の空き方など
具合を確認します。
ところどころに入っているちょっと汚いレンガは
アンティークレンガの半端物です。
レンガの角度は少し鋭角目にカットしてあり、適当な間隔で
真っ直ぐカットされているアンティークレンガを挟むことで
隙間が最小限になるよう調整してます。
はみ出したモルタルが汚いですが上から色々被せて最終的には
見えなくなってしまう所なので、確実にシールすることと
作業スピード優先ということで見た目は気にしないっと、、
7段目完了。スタイロフォームで作ったドーム開口部や煙突接合部の
型も外しました。キャスタブルも綺麗に流し込めてたようです。

続いて8段目。
8段目はちょっと細工したいことがあり、あえてこんな感じで
隙間を空けてます。
何を仕込むかはまた後日のお楽しみ・・・
レンガの加工に慣れたことと、上の段ほど使用するレンガが
少なくなるのでスピードも上がってきたかも。
だいたいこういう作業って慣れた頃に終わっちゃうんだよな〜

さぁ〜どんどん行きまっせ〜
9段目も完了!

9段目からレンガのカットも方法を少し変えました。
これまでは、並型レンガ1個から2個の台形のパーツを切り出してました。
こんな感じ。
ただこうカットすると当然ですが両端が余ります。
今までで、このバケツ2杯くらいの端材が出ました。
これはこれでレンガを積む際のクサビに使えるのですが
そんなに沢山あっても使いきれません。
新品の耐火レンガは結構高価なので、少量とは言え無駄が出るのは
辛いところです。

ということで編み出した新たなカットがコチラ。
雨で作業中断している時にふと思いついたのです。
ドームの上の方のパーツなので角度は鋭角になってますが
それ以外は今までのと同じじゃねって?
イヤイヤ、これをカットして並び替えると↓こうなります。
そう、1個の並型レンガから台形のパーツが3個作れる(゚д゚)!

これだとグラインダーのディスクの厚み分のロス以外の
無駄が無くなります。
カットの難易度も今までと変わりませんし。

惜しむらくは、もっと早く発見したかった・・・

横からだと丸くなってきたなぁと実感できます。

更に10段目にも突入。
10段目も完了しました。残りもあと少し。
残る部分(穴の空いてる所)の直径は30cmほどになりました。


しかしここで無念の日没ゲームセット、、

急げばあと1時間ほどで埋められそうな気もしますが
暗くなるとぐっと冷え込むようになりました。
作業時の危険も増えますので無理せず来週に
持ち越すことにしました。

次の3連休の天気が良ければ(乾燥のための軽い)火入れまで
行けるかな。

3 件のコメント:

  1. こんにちは!こちらのブログを随分読ませていただいて、私もロケットストーブピザ窯にチャレンジしようと思っているものです。よろしくお願いいたします。いくつか質問させてください。
    ①一枚の煉瓦から3枚を切り出す技、すごいですね。これは上部だけでなく、下部の煉瓦積みからも適用可能でしょうか?角度をゆるくすればいいんですかね?
    ②別の回で、「横ゼリ」型の煉瓦を使っている記述を拝見したのですが、これはどの部分で使用されたのでしょうか?
    ③これも別の回で記述がありましたが、2段目と3段目の間のところ、楔を売って耐火モルタルのみでかさ上げされていますが、これはどうしてでしょうか?

    古い記事にコメントですみません。もし可能でしたらお答えいただけますと幸いです。ありがとうございます。

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  3. 1年以上経ってからのご返事になってしまいスミマセン。
    ①は、ご推察の通り下部ほど角度を緩く、上部ほど角度を鋭角にすることで下部から上部まで対応できると思います。
    私は各段ごとに角度を計算してカットしましたが、そんな面倒なことをしなくても大丈夫です。
    目地の耐火モルタルで誤差は吸収できるので、切りながら現物合わせで調整すれば十分キレイに仕上がると思います。

    ②ですが、横ゼリのレンガは基本的に石窯の開口部のアーチ用に購入しました。
    多めに買って余った分は、もしかしたら上の方の段で使ったかもしれませんが、ドーム形状にするために必須という訳ではありません。
    なおドーム部分は縦セリ型を半分に割った物は使いました。
    ただこれも並型レンガと後述のキャスタブルを整形する方法の併用で代用できるので、使わなくても大丈夫かと。
    セリ型は並型より体積が小さいので、同じ大きさのドームを作るのにより多くのレンガが必要になる上に、1個あたりの値段が並型より高かったりするので、見た目が良ければ予算は度外視という方以外にはおすすめしません。
    ちなみに後述のキャスタブルと比べても同じ体積であればセリ型レンガの方が高いと思います。
    (私の場合、並型の多くは安価な中古耐火煉瓦なので、その差額はより大きくなります)

    ③まず、嵩上げに使ったのは耐火モルタルではなく、耐火キャスタブルだったと思います。
    耐火モルタルは誤解を恐れずに言うと、「土」みたいな物で、乾いても高温で焼いても簡単にポロポロ崩れてしまいます。800℃以上で焼成しないと固まらないらしいです。
    なので、耐火モルタルはあくまでレンガやキャスタブルの隙間を埋める目地材であって構造物には適しません。(これは耐火レンガメーカーの専門家に直接お聞きしたことなので間違いありません)
    一方キャスタブルはコンクリートなどと同じで完全に硬化すると構造物として使えます。
    性能、性質的にも耐火レンガと同等かと思います。
    ただし硬化前のキャスタブルは粒度が荒く流動性も低い上に、乾燥したレンガと接すると水分を失ってポロポロと砂のように崩れてしまうため、目地材として薄く塗り拡げたり、狭い隙間に詰めるような用途には向きません。

    上記を前置きとして、キャスタブルの層を挟んだのは並型のレンガをドームのカーブに沿って積むための角度調整のためでした。

    並型のレンガの横方向は①の通り斜めにカットすることで、組んだ時に隙間なくキレイな円形を作れますが、縦方向はドームのカーブに対して大きく隙間が空いてしまいます。
    その隙間を1段ごとに、硬化せず強度の無い耐火モルタルで埋めるとドーム全体の強度を落としてしまうことになると思います。
    一方キャスタブルも先に書いた通り狭い隙間に詰めるような使い方ができません。

    そこでレンガを積んでいき、ドームのカーブとのズレが大きくなった箇所で分厚くキャスタブルを詰めるようにしました。
    ただし嵩上げというよりは、ドームの形状に沿って楔形になるような詰め方にしました。

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