2014年3月31日月曜日

鯉のぼり

気が付けば4月も目前、今年もそろそろ端午の節句の
準備をしようと思います。

思い起こせば、昨年は息子の初節句ということで
勝手が分からず、子供の日直前になって
かなり慌てて準備したのでした。

それは2013年の4月も半ば過ぎのこと。

せっかく庭もあることだし、ちょっと大きめの
鯉のぼりにしようかなとネットで下調べを
してみると・・・
鯉のぼり本体は意外とお手頃。
かなり大きいものでも価格は驚くほどでは
ないような。

ところが盲点がありました・・・
それは、鯉のぼり用のポール。

鯉のぼりの大きさに合わせて
まずはポールの長さ(高さ)が決まるらしい。

真鯉(一番大きい鯉)の倍かそれ以上の長さを
目安に選べとのこと。
(真鯉が5mならポールは10mか12mというように)
そしてポールは4号とか6号とか8号とかの
サイズ分けになってますが、号数が長さ(m)を
意味してるらしい。(12号なら12mというように)

で価格は長くなるほど高くなると。

更に同じ長さでもまるで松コース、竹コース、梅コース
って感じで一定の価格差で5、6種類のタイプがあります。

ポールなんて安いのでいいやんと思いつつ
何でそんなに種類があるのか更に調べてみると・・・

以下、分かったこと。

鯉のぼりはポールが主役!(←これポイント)

まずは市販品じゃなくて竹竿などを使うという選択肢
ウチの実家はこれでした。
ただ広い敷地のある家ならいいでしょうが
立てる時も片付ける時もかなりの場所を取る上に
職人さんにお願いしなきゃいけないレベルの作業が
発生します。
長い竹竿を片付ける場所を確保する必要がありますし
何年間鯉のぼり揚げるのかって疑問はありますが
耐久性の面でも万一倒れたりしたら大変・・・

続いて市販品の中で比較的手頃なスタンドタイプや
補助ロープでポールを支えるタイプ
こちらも、広い設置スペースが必要だったり
毎年の設置作業が面倒なようです。
あとどちらも補助ロープに鯉のぼりが
絡まりやすいらしい。

うちの場合、ここまでの選択肢は
どれも設置場所が狭いことから選択不可

で結局選択肢は補助ロープ不要なタイプの一択と
なりました。

製品名は、強力肉厚パワーポール、同じ長さの中では上から
2番目くらいの価格、つまりほぼ「松」コース(^_^;)
この商売上手め!(~_~メ)
8mだとネット最安でもほぼ6万円します。
迷いましたが【サイズ6号】(6m)5万円也で手を打つことに
しました。
てことで鯉のぼり本体は真鯉が3mのタイプを選択。

早速両方発注し、待つこと数日。ここからようやく
設置作業の話です。

まずポールはコンクリートで固定しなきゃいけません。

石窯作りでモルタルやコンクリートの扱いには
慣れてますが、問題なのはただでさえ日が無いってのに
コンクリートを打設すると養生期間が必要じゃん、って
ことでした。

これは急がないとホントに間に合いません。

購入したポールは立ててしまえば、僅かなスペースしか
取りませんが、立てる時のために幾つか条件を満たす場所を
探す必要がありました。その条件とは

  • 1.1〜1.3mの深さの穴を掘ることができ、かつそこにコンクリートでステパイを埋設しても邪魔にならない場所
  • 設置スペースに設置したポールの土台から水平方向に6mのポール(+矢車が50cmほど)を倒して置けるスペースがあること。
  • ポールを立てていく途中のルートに邪魔な物(庇とか植木の枝とか)が無いこと。
  • 鯉のぼりが電線や近隣の建物などに引っかかる恐れの無い場所
ウチの庭でこの条件を満たす設置場所は1箇所しか
ありませんでした。
6号じゃなく8号のポールを選んでいたら立てられなかったかも。

場所が決まったらポール用の穴を掘ります。
写真では大したこと無さそうですが、これで深さは
地面から110cmほどあります。

最小限の穴にしたので狭くて中に降りることができません。
地面に腹ばいになってギリギリ手が届く所まで掘りました。
途中から砕石の層に変わり掘り進めるのも大変。

そう言えば建築工事の際に擁壁沿いは随分文句を言って透水層として
砕石を後から詰めてもらったんでした^^;
続いて掘った穴にステパイプを立てて砕石を地表から50cm程度まで
埋め戻し、タンパーで突き固めました。
その上にコンクリートを流し込むための型枠を設置します。
型枠と言っても端材で作った適当なものです。
ポールに付属の下げ振りで確認しながら、しっかり垂直が出るよう
調整し
コンクリートを流し込みました。
この後、雨が降り出しました。
どうも作業が終わると片付けの前に雨が降るって
パターンになってるような。

その後約1週間養生し、子供の日までせめて1週間は揚げたいなと
いうことで4月28日に型枠を外し周りを埋め戻しました。

天気も良く気持ちよさそうに泳いでくれました。

で昨年は揚げた期間も短かったんですが、その間に
学んだことが幾つかありました。
(当たり前って言われそうなこともありますが)

  • 鯉のぼりは雨に濡らしちゃいけないらしい。なので雨が降り出したらすぐに取り込むベシ。
  • 夜間に雨が降ったりするかもしれないので、毎日朝揚げて夕方には片付けなきゃいけないらしい。
  • 鯉のぼりは補助ロープが無かろうが回転滑車付きだろうが絡む時は絡む。特に風の強い日は。
  • 軽い絡みは自然に解けるが、特に矢車に絡むとポールを倒さないと解けないことも。(実際そうなった)
  • 絡むのが嫌なら、てっぺんギリギリまで上の写真みたいに揚げたりせず、ポールの半分の高さに吹き流しがくるよう揚げるベシ。
    • ポールは真鯉の長さの倍の高さを目安に選べっていう理由はこれかと納得(ポールが真鯉の長さの倍以上あれば、ポールの真ん中に揚げることで矢車にも絡まないし地面にも着かないから)
  • そして強い風の日は絡むだけじゃなくってポールが倒れる恐れもあるので無理して揚げない。
    • 風が無けりゃたなびかないし、風が強けりゃ揚げられないってこと。
要するに結構メンドーなシロモノっちゅうことなのね。

そーいや、ウチの実家にもワタクシ用に爺ちゃん婆ちゃんが
買ってくれたらしい6mだか8mだかの
馬鹿でかい鯉のぼりがあったのですが
4才くらいの時に一度見たきり。
それ以降庭に揚がってるのを見た記憶がない。
4コ下に双子の弟がいるのですが、あいつらなんて
鯉のぼりがあることさえ、知らないんじゃないかな。

面倒臭かったんだろうな、、、親父も。

さて、こちらはDIYとは関係ありませんが
奥さん方のおじいちゃん、おばあちゃんからの贈り物
ウチの小っさい床の間に納まるよう可愛いサイズにして
もらいましたが、なかなか良いものらしいです。
高級感が漂ってます。

今年はいたずら盛りで床の間に出したらエライ事になりそう・・・

ともかく鯉のぼりもこの兜も毎年出して
息子の記憶に残るようにしてあげたいなと思うのでした。

2014年3月15日土曜日

ロケットストーブ付石窯作り53 / 壁塗り

3月9日
いよいよ外壁仕上げに取り掛かります。

前回作業で薄くカットしたアンティークレンガを角の部分に
貼ってありました。
上の写真ではタイル用のボンドで接着してあるだけでしたが
自然に見えるよう目地部分にモルタルを詰めました。
通常のモルタルは清水で作りますが、この目地埋め用のモルタルは
接着性を高めるようMプライマーという吸水調整材を3倍希釈した溶液で
作りました。

続いて下地表面にMプライマー6倍希釈液をローラーで塗りました。
(写真なし)

十分乾燥したら漆喰(センプラム)をコテ塗りしていきます。
まず下塗りとして2〜3mm厚で塗りました。
下塗り完了

続いて上塗りを5〜7mm厚で塗りました。
が、予想以上に時間がかかり終わった頃には辺りは真っ暗。
しかも塗り終わった直後にいきなり大粒の雨が・・・
慌ててカバーをかけたので、この時の写真がありません。

ずぶ濡れになりながら後片付けを済ませ、ようやく20時過ぎに
作業が終終わりました。

ここまでが先週末の話。

で、下は後日撮った写真ですが上塗り後こんな感じになりました。
コーナー部分は風化した感じに見せるため、まだセンプラムが
固まりきっていない上塗り翌日にタガネで削って荒らしてみました。

上塗り直後のまだ漆喰が固まってない状態で急いでカバーを
かけた時にぶつけたり、引っ掻いたりしてしまい
少し凸凹してる箇所がありますが、まぁこんなもんでしょう。

苦労した角の部分は風化したというより
材料(漆喰)が足らなくなったの?みたいな(^_^;)
いやいや、デザインですから( ー`дー´)キリッ

平面部分の真ん中あたりとか、下の方に
もう一箇所レンガを露出させておけば、それっぽい感じに
なってたのに〜。と後から思いましたが、今となっては
センスと経験の無さを嘆くしかありません。

でもパッと見、コンクリートブロックでできてると
思えない程度には仕上がったので、自分的にはまずまず
満足の出来です。

養生のカバーを外した後にも春の嵐のような大雨が降りました。
壁を伝った雨水には、窯の上に蓋代わりに乗せていた合板から
色が出たようで雨だれの染みができましたが、これも
アンティーク調みたいでいいかも。

屋根や細かい造作が残ってますが、機能面と装飾の主要部分が
完了しました。