2012年6月24日日曜日

立水栓の製作/その4

通販のタイルオンラインさんから購入したモザイクタイルが
届いたので、先日大失敗したシンクをこれで貼り直しました。
丸いモザイクタイルです。
自分的には前よりだいぶ良くなったと思います。
面倒でしたが、やり直して正解でした ^^;
施工手順は下記(素人ですから、正しいかどうか保証はありません)

  • タイルシートを真っ直ぐ並べるための目印として水糸を張る
  • シンクの形状に合わせて端の部分のタイルを「喰い切り」でカット
    • カットしたタイルの角をグラインダーで研磨
  • シンクに接着剤(PM-165R)を絞り出し、クシベラで均一に伸ばす
  • タイルシート及びカットしたタイルを貼る
    • 適当な大きさの木の板をタイルシートの上に置き、木槌などで叩いてタイルの高さを一定に均すととも接着剤への密着性を高める
  • 接着剤が完全に凝固するまで待って、タイルを固定していた紙シートを濡らしたスポンジで擦り、30秒ほど待って紙シートに水が染み込んだらシートを剥がす。もしタイルに糊などが残っていたら濡らしたスポンジで拭き取る
  • 目地部分にイナメジをゴムベラで擦り込み、はみ出した所はスポンジである程度拭き取る。
  • 3時間ほど放置して、ある程度目地が乾燥した所で、再度水に濡らしたスポンジでタイルに付いている目地材を拭き取り綺麗にする。
  • 1日程度水に濡れないようシートを被せて養生。
暑い日だったせいもあるのでしょうが、PM-165Rが思ったより
早く固まり始め焦りました。感覚的にはコーキングガンで
絞り出してから10分以内でタイルを貼り付け終えないと
いけない感じでした。
イナメジはすごくソフトで目も細かく扱い易かったです。
こんな感じになりました。
立水栓の内部はまだ空洞になっています。
しばらく使用して問題無いようなら、小径部分への生コン打設の際に
生コンを流し込み、レンガで蓋をしようと思っていますが、まずは
これで一旦完成です。

2012年6月10日日曜日

立水栓の製作/その3

水栓部分がほぼできたので、次にシンクを作ります。

カット加工したレンガで周囲を囲み、排水口をテープで
保護してから、モルタルを流し込み排水口に向けて適度な
勾配になるよう均します。
立水栓は下に水が滲み込んでも特に問題なさそうなので、
必要かどうか迷いましたが、一応セオリー通りシンクは防水に
しようと思います。

防水セメントという商品も売ってるのですが、少量パックは
割高です。どれくらいの量を使うか予想が難しく、
余らせたり、何度もホームセンターに買いに行くのも面倒なので、
モルタルに防水剤を混ぜることにしました。
(少ししか使わないので大量に余りますが、安いのでまあいいかと)

モルタルが固まった所で、タイル用の下地材を塗りつけます。
(家庭化学工業 タイルの下地材料 2kgを使用)

自宅のトイレなど水回りに使ったタイルが少し余っていたので
これを使います。(サンワカンパニーから購入)
アクセントとして一部にはビー玉を入れました。

下地が薄いと嵌めたビー玉が後で取れてしまうかもと下地材は
1cm位の厚みにしました。
モザイクタイルのシートをシンクの形状に合わせてカットし、
下地材の上に乗せて、平に均します。
一部分にはビー玉を嵌めていきます。

また途中の写真を撮り忘れ、いきなりタイル貼り付け完了後の写真です。
(激しく)う〜〜〜ん、全然気に入らねぇ、、、

このタイル、屋内ではいい雰囲気だったのに、私の施工が
下手なせいで汚いし、雰囲気的にもイマイチ・・・(T_T)
輪をかけて酷いのがビー玉のところ。透明、水色、濃い水色の
ビー玉で爽やかな感じに仕上げたかったのに、目玉オヤジが
大量に並んでるみたいで、気持ち悪い、、、

「やり直せ!!」という心の声が聞こえます
下地材が固まってしまうとやり直しは大変な作業になる
どうしよう・・・眺めて5分ほど立ち尽くしてましたが、
このままだとこれを見る度、後悔すると確信し、
下地材ごとビー玉とタイルを剥がしてしまいました。
(動揺してたのでしょう、また、途中の写真がありません・・・)

今日の作業はここまでとして、イメージに合う
タイルをネットで探し注文しました。

話は変わりますが、シンク部分にタイルを貼ることに
したので施工方法などを探しましたがDIYが一般的でないのか、
参考になる情報があまりありません。

建築関係のサイトを見ると色々な工法があることや、
使用する資材が工法によって異なることは分かりました。

そして施工例も紹介されてたりするのですが、
今回のような用途(屋外、水が常にかかる、床)に
ピッタリの工法や資材となると見つからないのです。

壁or床
屋外or屋内
水回りor水中、それ以外
大型タイルor小型、モザイクタイル
接着先がモルタル、木材、石膏ボードなど
これらの組合せパターンの一部は見つかるのですが。

先に挙げた「家庭化学工業 タイルの下地材料」も屋外で
使用できるかどうかの情報はどこにもありませんでした。

見つからないものは仕方が無いので、自分なりに
最適と思われる組合せで施工することにしました。

タイル下地材(接着剤)・・・セメダインPM165-R
(コーキングガンで充填する333mlのタイプ×2本使用)
水や熱に強く屋外使用可とのこと。
弾力性があり床への使用も問題なさそう。
他にタイルワンやタイルエースといった製品も屋外使用可との
ことですが、これらの施工にはフィルムパックガンという専用の
充填器が必要なようで、これが高いんです。(4千円以上)
本職じゃないので、何度も使いませんし無駄です。
コーキングガンは安いものなら100円で買えますから。

タイル接着なら他にセメダインPM100などがあります。
PM-165Rより安いのですが、屋外で使用可と
ハッキリ書いてあるページが見つからないので見送りました。

タイル目地材・・・inaxのイナメジ
製品情報に内外装の床・壁用とあるのでこちらも問題無し。
但し、1袋20kgもあります。そんなに要らないので、
小分け販売してくれる所を探しました。2kgで十分でした。
目地材も、水に強く屋外にも使用可と、ハッキリ書かれて
いる商品は殆ど見つかりませんでした。
ネットやホームセンターで探した中で唯一条件を満たすと
思えたのはこれだけでした。

それにしても、セメダインやコニシボンドなどの
サイトは何を選べばいいのかホント分かりづらい・・・

もうちょっと工夫してよ、メーカーさん。

2012年6月3日日曜日

ロケットストーブ付石窯作り2/土台

土台の薪収納用のスペースには見栄えを考えて
塗り壁(漆喰系)仕上げにしようと思います。

塗り壁が後になって剥がれたり、ブロックの境目が
浮き出たりしないよう下地処理を行なっていきます。

下記の工程で進めます。

  • グラインダーでブロック表面のバリや大きな凹凸を削って均す。
  • モルタル等の接着性を上げる下地調整剤を塗布
    • このあと1日間養生
  • 表面を平滑にするため、下地調整剤を混入した下地調整用塗材をコテ塗り
    • このあと1週間以上養生
  • 下地調整剤を混入した塗り壁を コテ塗り
下地調整剤には価格の手頃な「Mプライマー」を使用。
(NSハイフレックスと同等品らしい)
下地調整用塗材にはこちらも手頃な「NSゼロヨン(モルタル補修材)下地調整用プレミックスモルタル」を使用。
(ハイモル/補修用と同等品らしい)
塗り壁には、漆喰系のセンプラムという製品を使用。
NSゼロヨンをコテ塗りしました。
こうして見るとブロックの境目が完全には消せてない・・・
センプラムを塗る際に消せる範囲と思いますが、失敗した
のはNSゼロヨンを練る際の水分量が多すぎたせいでした。
別の場所を施工した際に、説明書通りの水分量にすると、
塗る前は「かなり固いな」という感じでしたが、綺麗に
均せましたので。
あと、グラインダーでの研磨も丁寧にしておくと仕上りが違います。
暑い時期は急激に乾燥させるとドライアウトを起こすそうなので、
シートをかけて時には散水し1週間以上養生します。

立水栓の製作/その2

庭の小径作りで生コンを流し込む工程がありますが、
その縁取りとして花壇や立水栓を先に作った方が良いだろうと
考えました。

花壇は先日ひとまず完成しましたので、今日から立水栓作りを
再開します。

ちなみに給水管の工事を指定給水装置工事事業者以外が行うと
条例によって給水停止や工事のやり直しを求められる場合が
あるそうです。(特に新設の場合は)管轄の上下水道局への申請も
必要みたいです。

なのでDIYでできる範囲と専門業者さんにお願いする作業を
分けて進めなければいけないようです。

施工になぜ資格や申請が必要かというと万一、給水(上水道)側で
施工不良を起こすと常時水漏れ状態になるだけでなく
水道管の中が異物の混入などにより汚染される恐れがあるから
だろうと思います。
万一断水などで逆流すれば水道管の汚染は自分の家だけでなく
近隣にまで影響が及ぶ可能性があると思うとこのような規制も
当然かと思いました。

さて実際の作業ですが最初に簡易水栓がある場所の既設の水道管を
掘り出しました。

その前に周りの土や砕石が崩れてくるので作業場所の周囲を
モルタルで固めてあります。

続いて出来上がりをイメージするためにレンガを
仮組みしてみました。

通行の邪魔になったりしないか、大きさ高さは適切かなど
確認しましたが、問題無さそうです。

水道管や排水管を地面から出す位置もチェックします。

で、この後、いろいろと複雑な加工があったのですが
撮り忘れてしまって途中の写真がありません。

なので、とりあえず仕様だけ書いておきます。

この辺りは冬になると水道管が凍結することもあるので
少し大げさですが竹村製作所の不凍水抜栓を水道管の
途中に挟みました。(上の写真上部中央の白いコックがそれです)

不凍水抜栓の下には深さ30cmほどのブラスチック製の
ザルに砕石を山盛り入れてあり、水抜栓から排水され易いように
してあります。

不凍水抜栓は、水抜可能な蛇口とセットで無いと意味がありません。
なので、蛇口も寒冷地用のタイプから選びました。

水道管やエルボなどの継手には耐衝撃性の高いHI管を使用しました。

配管が完了したので実際に設置する場所にレンガを再度仮組みして
排水管の配置などに問題が無いか、チェックしました。

次にモルタルで目地を取りつつ、レンガを積んでいきます。

冬に万一、水抜し忘れた時のため水道管には凍結防止カバーを
巻きました。

レンガの内側のスペースには、植え込みや家庭菜園の土壌改良の
際に出た大きな石やガラを詰めました。
処分に困っていましたが一石二鳥です。
途中の段には、曲げて黒く塗った異形鉄筋を入れてみました。
散水用のホースをここに巻いて収納しようと思ってます。

シンクの部分はディスクグラインダーでカットしたレンガを
使います。

カットしたままだと角が尖っていて危険なのと、
イメージ的にもシャープになりすぎるので、角をハンマーで
叩いて潰し、丸くしました。

蛇口の取り付け場所まで水道管を延長しました。

蛇口を付けてみて、高さなど問題がないかチェックします。
問題なさそうです。