2012年10月7日日曜日

ロケットストーブ付石窯作り15/火床

最近サッカーが面白い。香川やドイツへの移籍組がみんな調子いいから。
でも今日は何と言っても錦織や可夢偉!
いや〜2人ともスゴイな。

昔より大会のグレードが落ちたとは言え
日本人プレイヤーがJapan Openで勝てる日が来るなんて!

F1は亜久里が3位になった時、TVに齧り付いて見てましたが、
鈴鹿で日本人が表彰台上がるのはあれ以来。
ホンダが撤退し、スポンサーになってくれてた日本企業も
景気が悪い中で、日本人ドライバーが表彰台に上がるのは
並大抵のことじゃ無理だろうと思ってたので
これは錦織とは別の意味で凄いなぁと。

一方、にわか雨も降ったし石窯はあまり進まず・・・
これは火床になる部分です。なんだかドクロみたい・・・
先週カットまで済ませてた耐火レンガを敷きました。
目地は耐火モルタルで。

床の仕上げをどうするかは、設計中から色々考えてました。

案1:耐火レンガ(並型)を敷き詰めるのみ。

レンガって摩耗しやすいから使うほど凸凹になり
ピザ生地が引っかかって破れたりすることが多くなるとか。
プロでも窯が古くなるとピザの投入時に失敗することが
多くなって床の工事し直したりするらしい。
まあ、業務用の焼く枚数がハンパない窯での話ですが
後からやり直しのできない場所なので気にはなります。

案2:大判の耐火レンガを使い、なるべく境目を少なくする。

案1より作業性や使い勝手はましかもしれないけど
耐久性は大差無いと思われ。しかも大判は値段が高いし。

案3:耐火キャスタブルで大きな1枚或いは数枚に分割した
平板を作り床板にする。

境目無し、もしくは少なくできるが耐火キャスタブルの
耐久性や耐摩耗性が分からない。

ということで、どれもイマイチ決め手に欠けるなぁと。
で目をつけたのが、陶芸で使われる棚板というシロモノ。
焼物で使うくらいなので、耐熱性はまったく問題無いし
板状になってるので床材に使うのにも適してそうです。

調べてみると棚板にはムライトとSiC(カーボランダム)の
2種類があるそうな。

値段は新品には高くて手は出ませんが中古ならなんとか
許容範囲。

中古の陶芸ショップや棚板メーカーの中古販売で
相場を確認しつつ探してみましたが、結局Y!オクで
出品されてたのを手に入れました。

本当はムライト製のが欲しかったんですが
探してる間に良い出物が無く、購入したのはSiC製です。
40cm × 30cmを4枚で送料入れて4千円強也

SiCと言えばダイヤモンド=15に対して13もの
硬度を持ち、耐久性や耐摩耗性は最高レベル。
但し、メチャクチャ硬いので加工できるかが心配でした。

て言うか専門家(中古の陶芸ショップのオーナーさん)に
ダイヤモンドディスクでカットできるか聞いてみたんですが
「誰かが試したとか聞いたことも無いし、
普通に考えて無理でしょ!」とのこと。

やっぱり、無理でした・・・
しかも、5千円位したディスクダメにしちゃったかも(号泣)

耐火レンガはサクサク切れてたダイヤモンドディスクですが
SiCは最初だけ少し削れたように感じたんですが
すぐに歯が立たなくなっちゃった。

心配になってレンガを切ってみたら切れ味最悪。

火花出てたしダイヤモンドの粒子が高熱で
炭化しちゃったとか?

焦りと混乱の中、とりあえずディスクのことは
後回しにして棚板を上の写真のレンガに合わせて
何とか形を整えなきゃってことで頭は一杯。

で少々いびつになってもいいから、タガネで割っちゃえと。
(切るのは無理でも、割るのは簡単。)

で、割ってみた結果がコレ
下手すぎる・・・。
後悔先に立たずですが、いびつに割れてる破片は
使用頻度の低い端の方に使うとかで、誤魔化すしか無いか。

参考までにSiC棚板の特徴は下記
・超硬い(摩耗性最強)
・熱伝導率は金属並み
・化学的に超安定
・熱膨張率がかなり低い
ということで加工性を除けば石窯の床に適してるはずなんです。

つまり、SiC製の棚板を使うなら元の形状のまま敷けるような設計に
すべきってことが、今回の教訓かな。

0 件のコメント:

コメントを投稿