ちょっと失敗してしまいました。
今までピッツァの生地作りにはsaf-pizzaという
ドライイーストを使っていましたが本場の
ナポリピッツァではビール酵母を使うそうです。
真のナポリピッツァ協会 日本支部から出版されている
真のナポリピッツァ技術教本でも真のナポリピッツァと
呼ぶにはビール酵母を使わなきゃ!とか。
ピザ屋さん始める訳じゃないんだから妥協すればいいものを
「ビール酵母にすると、きっとすごいピッツァが焼けるはず(ムフフ)
そりゃ何としても使わなきゃ」といつもの悪い癖。
実は、あるイタリア食材の通販ショップで扱われてた記憶が
あったのでそこで買えばいいやと思ってたのですが
残念ながらお店自体無くなっちゃったみたい。
他も探してみたのですが結局ナポリ直輸入のビール酵母を
扱ってる所が見つからず、出足で躓いてしまいました。
で、諦めようかと思った矢先、見つけたのが
「ホシノ新ビール酵母パン種」という製品。
「ビール酵母」ってことなんでこれで代用できるんじゃ
ないかと買ってみた訳です。
・・・さあ、このあたりから話が怪しくなってきました。
届いた製品のラベルなどを確認しましたが使い方は
特に書いてありません。
ま、教本に書かれてるのと同じビール酵母なんだし
いつも通りのレシピで作ればいいかと・・・
ということで火入れ前夜に仕込んで翌朝生地の様子を
見てみたのですが、まったく膨らんでいないような・・・
それでもこの時点では部屋の冷房がよく効いてるせいで
発酵が遅いのかもとか、発酵がゆっくりな製品なのかもと
あまり気にも留めてませんでした。
ゲストも到着し、いよいよピッツァを焼こうと
思ったのがお昼頃でした。
さすがに12時間以上経ってるしぷくぷくに発酵してるだろうと
番重を開けてみたのですが朝からまったく変化なし・・・(-_-;)
そうです、ホシノさんの製品って生種起こしの手順が
必須なのに、それをすっ飛ばしたせいで
全然発酵が足りてなかったのです(T_T)
待ってます。
やむなくその生地を使って焼いてみたのですが、案の定ピッツァは
縁が全く膨らまず、やたらモッチリした失敗作となってしまいました。
楽しみにしてくれてたお客さんにはホント申し訳ない m(_ _)m
嫁さんが後で「それでも◯プリチョーザ(某チェーン店)には
勝ってたよ」と慰めてくれたのですが、それじゃ納得行きません。
何せ目指すは真のナポリピッツァなのですから!?
この通り石窯の調子は絶好調というのにホント残念。
いつもの場所で測った温度も問題なし。
次回火入れはこの週末の予定。今度こそこのリベンジを・・・
ただ天気がなぁ・・・