できないだけでなく、石窯作りもあまり進みませんでした。
年末の休みを利用して唯一進んだのが石窯の蓋作りです。
蓋の主な材料は下記の通り
(ホームセンターで購入)
300mm×600mmの軟鋼板(2.3mm厚と1.6mm厚の2種)
25mm×2000mm×3mmのフラットバー(平鋼/帯鉄)
(通販で購入)
耐火ボード(セルストーン10mm厚)
耐熱ガラス(ネオセラム)
(その他)
取っ手用の木っ端(自宅のフローリング材/カリンの余り)
材料同士の接合用のブラインドリベットとブラインドナット
耐熱スプレー、耐火パテ、ビスなど
耐火ボードを軟鋼板でサンドイッチする構造とします。
以下製作の工程です。
まずは2.3mm厚の軟鋼板をジグソーでカットします。
こちらは窯の内側に使用します。
直接炎に熱せられるので腐食等に長く耐えられるよう
厚い鋼板を使います。
こんな厚い鉄板が切れるなんて、知った時は驚きました。
そうそう写真では、ジグソーにプラスティックのカバーを
付けてカットしてますが、後で見たらカバーに鉄の切り屑が
食い込んでしまってました。簡単には取れそうにありません(泣)
鉄を切る時はカバーは外しましょう。
(カバーは傷が付きやすい柔らかい素材、例えばアクリル板とかを
切る際に使うべきで、鉄板を切る時に使うなんてもっての外だった
みたいです)
続いてリベット用の穴を開けます。
鉄板と耐火ボードの固定には基本的にリベットを使いますが
覗き窓の蓋の所だけガラスの交換などができるよう
ブラインドナットを使います。
続いてフラットバーにこちらも結合用の穴を開けてから
曲げました。計画通りの場所と角度に曲げるのに苦労しました。
万力とハンマーで何とか形を整えました。
これが取っ手になります。
リベットで取り付けました。
耐熱ボードもジグソーでカットし、必要な箇所に穴を開けます。
耐熱ガラスはかなり高額なのですが、実験器具の交換部品として
比較的安く販売されている製品を見つけました。
サイズは幅150mm×高さ150mm×厚さ4mmで価格は送料コミで
3,500円ほど。
このガラス代だけで材料費の半分近くを占めることは
悩ましいのですが、蓋を開けずに石窯の中を覗けるという
魅力は捨て切れませんでした。(しかし、実際に
使ってみると、すぐ煤けてしまうことと床で直接薪を
燃やさないので窯の中が暗く、あまり役に立ちませんでした)
できれば大きさ的に半分程度のガラスが良かったのですが
サイズ指定可能な店でそのようなオーダーをすると
上記の倍以上の価格になりますので手が出ません。
そこで難しいことは承知の上で、上記の製品を購入し
自分でカットしてみることにしました、、
(カットにはガラスカッターを使います)
結果は例によって玉砕・・・_| ̄|○
真っ直ぐカットできず斜めに割れてしまいました。
それでも何とかごまかせば使えそうです。
少しでも断熱効果があるかなと割った2枚の間に
耐火パテを挟んで合わせガラス状にしました。
耐火パテの塗り方が適当すぎたかも・・・
見た目は悪いですが隠れる場所なので、まぁ良しとしましょう。
(この合わせガラスの構造も結果は失敗でした。
熱せられるとガラスとガラスの間が水蒸気で曇ってしまうのです。
なので、後日剥がして今は一枚で使用しています)
さて、続いて取っ手用の木っ端の加工や耐熱塗料の塗布など他にも
工程はあったのですが、途中写真を撮り忘れたので、いきなり
完成写真です。
我ながらカッコ良くできたような!
窓を小さくしたので、ガラスのカットやパテ塗布の失敗も
上手く隠せました。
この蓋、重量は4.2kgありました。
空いた片手で窯の中の料理を動かしたり、掃除ができるようにと
持ち手は一つにしたのですが、この重さなら取り回しも問題無さそうです。
(非力な女性だとちょっと厳しいかも)
石窯開口部にセットしてみました。
石窯本体の断熱などが残ってますが、とりあえず蓋が完成したので
ほぼ普通に使える状態になったと思います。
ということで、次は久しぶりに燃焼テストをしてみようと思います。
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