取り掛かりました。
石窯を完成させる前にフェンスを取り付けてしまったので、
フェンス際は苦労しそうだなと覚悟はしてましたが、
案の定、フェンスとの隙間が狭いため、レンガの水平や高さの
調整や目地を整えるのが難しいです。
この土台部分には1段あたり20個強のレンガを使用し、
ブロックを完全に覆うには10〜11段積む必要がありました。
使用したアンティークレンガ(中古の耐火レンガ)には
耐火モルタルや保管時の泥汚れが付着しています。
汚れはブラシで水洗いすれば落ちますし、耐火モルタルは
スクレーパーで割りと簡単にこそぎ落とすことができますが、
それでもこれだけの数になるとかなりの時間を要します。
目地用のモルタルもかなりの量を要しましたので、
これを練るのも重労働でした。
それからDIYで色々作るようになって改めて実感したことが
あります。それは後片付けや準備の大切さ。
左官作業では塗料やセメントは放っておくとすぐ固まって
道具類がダメになってしまいます。
コテやバケツ、トロ舟などは使用する都度、水洗いするのは
当然ですが、一日の終わりに綺麗に洗って点検し、片付けたり
レンガやブロックも次の工程を考えて整理しておくことで、
次の日の作業が潤滑にできるだけでなく、怪我やミスの
防止にも繋がります。
家を建てる時に、「見学に行った時、現場が綺麗に整理整頓されて
いないような業者はダメだ」と聞き、何となくどこにお願いするかの
選定基準にしていましたが、その本当の意味がやっと
少しは理解できたかも。
ということで、作業日には準備や後片付けにも2時間程度はかかります。
土日フルに作業して、上の写真から2週間でどうにかここまで積みました。
水平はレベラーで測り都度調整しましたので、問題無いですが
垂直方向は結構凸凹してますね・・・。
まアンティークレンガ自体、色も形もバラつきがありますし、
これも味のウチと思うことにしましょう。。。
レンガの配列も若干失敗したような気もしますが、まっいいか。
ブロックむき出しの時と比べると良くなったと思いたい・・・
ここまで更に数日・・・
土台の外観部分はこれでほぼ完成とします。
石窯の床を手前から奥方向に向けて少し上がるよう傾斜を付けると
薪が燃えやすいという記事を読んだことがあります。
そこで天端をモルタルで均す際、2%ほどの傾斜を付けました。
記事にしてしまうと僅かな行数ですが、振り返るとこのレンガ積みだけで
1ヶ月近くを要しました。気候も暑くなり本当に大変な作業でした。
しかし、土台はまだ完成ではありません。
薪の収納部分の漆喰塗りや、ロケットストーブを組み込む作業が
残っています。
ロケットストーブで石窯製作を計画している者です。
返信削除失敗して巨大ゴミになるかもしれないので
こんなことを考えるやつはいないだろうなあと思っていたのですが、
Saluteさんの他に長野県で現在作成中の方が一人と、パン屋さん(こちらは完成・稼働中)がおられることが最近わかり
びっくりしております。
現在作成中の方の投稿されている写真を見ると
焼き床の一部にロケットストーブの炎がでてくる穴が空いて
います。
私が考えているのは
ヒートライザーの煙突の上に焼き床をもってきて
焼き床をあたためた空気はそのまま
隙間を抜けて石窯の燃焼室に抜けるような構造を
考えていたのですが
どちらがいいのでしょうかねえ・・。
Saluteさんはどのような構造をかんがえているのでしょうか?
制作過程のUP 楽しみにしておきます。
コメントありがとうございます。
削除長野県の方やパン屋さんのブログは私も拝見してますよ~(笑)
ヒートライザーから焼き床下→燃焼室を通して両方温める方法は
私も検討したのですが、かなり課題がありそうで諦めムードなんです。
(上火、下火を自在に調整できるかとか、メンテナンス性とか・・・)
それに、今ロケットストーブ部分を仮組みして、燃焼時の温度を測ったり
していますがロケットストーブだけで本格的なナポリピザを焼くには
チョット温度が足らないような気がしてます。
試した時間も短いですし、上に焼き床や石窯のドームがあって
熱がこもれば結果も違うのかもしれませんが、ヒートライザー最上部で
最高230℃程度でしたので。
ピザを理想的な時間(2分程度)で焼くために、何とか300℃程度は
確保したいのです。今の温度でもパンなら焼けそうですけど。
なので少し勿体無いような気もしつつ補助的な用途に限定しようかなと
思ってます。最悪でも巨大ゴミ(笑)にはならないように・・・。
(ウチは外からも中からも一番目立つ場所に作ってますので巨大ゴミに
なったら目も当てられません。撤去なんて考えられないほど頑丈に
作っちゃってますし)
今考えてる構造と使い方の想定は↓こんな感じです。
・(このステップは効果が無ければ省くかも)ロケットストーブ側で
火を焚いて石窯焼き床の開口部からの熱で石窯内をある程度まで温める。
・焼き床の開口部に蓋をして、石窯内で火を焚き(特に焼き床の)温度を上げ、
調理に高熱が必要なピザ等を焼く。
・焼き床の蓋を外してロケットストーブ側で火を焚き、比較的低温で
長時間かかる料理を作ったり、パンを焼く。
本当は、ロケットストーブ側をメインにして、足らない時のみ石窯内で
火を焚くということができるといいのですが、ロケットストーブ側で
火を焚いてる時は、恐らく酸欠で同時に石窯内で火を焚くことは
できないだろうと予想しています。
なので、せめて上のような使い方ができればいいなと。
まだまだ事例が少ないというか物好きな人しか考えない(笑)
仕組みなので、結果は作ってみないと分かりませんが。
週末しか作業しないので中々進まないとは思いますが、
良かったら、これからも寄ってみてください。
takechanさんがどのように作られるかも楽しみにしてます!
Saluteさん
返信削除ヒートライザー上部で230度というのは
結構な温度ではないでしょうか?
(熱電対で計測されたのでしょうか?)
おそらくヒートライザーの周りはパーライトで
断熱されることでしょうから、完成すればもっと温度は
上がると容易に想像できます。
また窯ができれば熱がその中にこもる(蓄積される)し、
あたたまった耐火レンガからの輻射熱もあるので
おそらく300度はいくのではないでしょうか?
(楽観的すぎますか?)
ロケットストーブで温めてから釜の中に薪をいれるのは
それこそ大変なのではないかとちょっと気になります。
私は箕面市在住ですので神戸は近いです。
Soluteさんの窯が完成したら
是非見に行かせてください!
<私も念願のマイホームを建てたのですが
建築スケジュールを守ってくれない建築士をクビにするなど
大変な目にあいました。あぁ!>
家を建てるって大変ですよね〜。
削除ウチはお陰で擁壁問題以降は大きなトラブルも無く、
竣工にこぎつけました。
こちらも工期はかなりオーバーしましたが(笑)
箕面ですか、近いですね。
いつになるやら分かりませんが完成の暁には、ぜひ見て
やってください。その時には何かご馳走できるかも。
温度のコントロールについては、色々試してますが、
ご意見も参考にさせてもらいます!