2014年11月18日火曜日

小径の工事/その5(画像から面積を算出するには)

小径の工事/その4を書いたのが2年前のGWでした。
気にはなっていたのですが石窯作りにかかりきりで
2年半その時のままでこちらの工事は止まっていました。

その石窯作りもようやく完成が近づきました。
屋根を作らなくてはなりませんが、今のままでも
とりあえずは雨露はしのげるようになっています。

一方で小径の工事ではコンクリートを打設する
手順があります。
工事の際、コンクリートが硬化するまでに
凍結すると完全に強度が失われてしまいますので
厳冬期を避けて作業をしたいのです。

真冬でも天候さえ良ければ、石窯の屋根の工事は
可能なので、こちらの工事を先にすることにしました。

さて2年半も放置したことで、せっかく転圧した
砕石(クラッシャーラン)は、雨などで細かい粒が沈み
大粒の石が浮いてしまっています。

ここは普段、普通に歩行していたせいか、自然になのか
前回の転圧後より全体的に少し沈みこんだように見えます。
踏み締められてそうなったのなら、むしろ良かったとも
言えるんですが。

ただ、このまま再転圧すると今より更にレベルが下がり
土間コン打ちの際により多くのコンクリートが必要になります。
となると費用も手間も大きくなるので、少し砕石を追加しようと
思います。

砕石は建材屋さんに必要な㎥(立米)数を注文します。
量は厚み×打設面積で計算します。
石と石の間の空間も含んでいるので転圧で
目減りしますが、ホンの少しの追加なので
誤差の範囲と考えていいかと。

追加分の厚みは5cm(0.05m)程度かな。
一方、小径の形が不規則なので簡単に面積が
計算できません。

そこで画像から面積を算出することができる
画像解析ツールを使ってみました。

まずはグラフィックソフト(何でもいいですが
私はIllustratorを使用)で、小径部分の1/100
(実際の1mが1cm)のモノクロ図形を作成します。
加えて同じファイル内の余白に1cm四方の正方形を
描いておきます。
できた図形がこちら。(黒い変な形の図形部分が小径の形。
真ん中の四角が1cm四方の正方形です)
画像解析ソフトはImageJを使用しました。
手順はこちら

  1. Wandツールで小径の図を選択
  2. AnalyzeメニューからMeasureで計測(resultsウィンドウに計測結果が表示されます)
  3. 続いて同じくWandツールで四角を選択
  4. 同じくAnalyze/Measureで計測
  5. resultsに表示された2.のAreaの数値÷4.のAreaの数値を算出
5.が小径の面積(㎡)ということになります。
結果、17.3㎡と出ました。
ということで砕石の必要量は0.05×17.3=0.865㎥
5cmだとちょっと厚すぎるように思いますし
注文も0.25㎥単位ということもあり、0.75㎥で
お願いしました。で、届いたのがこちら。
クラッシャーランは1㎥あたり1.75tほどあるそうなので
0.75㎥だと1,300kg程度はあるんです。
また、バケツに詰めては階段を登ってひたすら庭まで
運ぶという鬼のような作業を一人でやらなくちゃなりません^^;
ま、半日かけてやりましたけど・・・あ〜腰が痛い・・・

続いて
前回転圧用のタンパーは自作したものを使いました。
こちら↓

軽いのと形が悪いのとで、しんどい割にイマイチ綺麗に
整地できなかったこともあり、今回は市販のタンパーを
使いました。
楽天で4千円くらいしましたが使い勝手はとても良かったです。
要らなくなっても、これなら売れそうですし。
ただ、この作業後は手の平や指があちこち打撲状態に
なりました。それと箸を持ったり字を書こうとすると
プルプル震えてしまい難儀しました。

ちなみに建機のレンタル屋さんで転圧機(ランマー)を
借りることも考えました。
費用は1日で5千円程度からみたいですが、1日で借りて
返すのは無理っぽいし、重量も50kg以上あるので
車で運ぶのも階段の昇り降りも大変そうです。
しかも私の庭には幅が40cm程度しかない箇所があったり
形が不規則なので、結局一部は手作業でやるしかなく
選択肢から外しました。
そうそう、ランマーも長く使い続けると振動障害(振動病)って
症状が出たりするらしいですね。
たった2日の作業でしたが、私の症状も
それに近いのかもしれません。

転圧後がこちら。

しっかり転圧したつもりなんですが砕石は予定よりも厚みが
出てしまいました。
この上にコンクリートを打設し更に乱形石をモルタルで
貼っていくのですがコンクリート+モルタル+乱形石で
最低でも10cmくらいの厚みになります。
なのに縁取りのレンガから砕石まで5〜7cmほどしか
ありません。

計算間違いでもしたのかと、検算してみたのですが
おかしい所は見当たりません。

で、思いついたのは建材屋さんが少しサービスして
くれたのかなと・・・。
(それか若干多目に納品するのが業界的に一般的なのかも)

ということで計画では面一にするつもりでしたが
縁のレンガより乱形石が上に出てしまいそうです。

水はけのことを考えれば逆になるよりはマシか・・・
ってことでこのまま作業を進めることにします。

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