2014年12月2日火曜日

小径の工事/その8(ミキサー快調)

日曜は早起きして作業するつもりだったのに
土曜はつい夜更かししてしまい・・・

それでも9時には庭に出たのですが
なんだかんだと細かい作業に時間を取られ
肝心の土間コン打ちに、なかなか取り掛かれません。

コンクリートを運ぶ際に手押し車で
荒れてしまった所を整地(転圧)し直したり

今日の打設範囲にワイヤーメッシュを
敷き込み結束したり

ふとした思い付きで赤レンガを8個ほど
カットしてみたり、モルタルで固定してみたり

で結局11時頃からようやく土間コン打設を
再開しました。

それでも今回はミキサーのすぐ近くの場所への
打設で効率が良かったのか、或いは作業に慣れたのか
途中休憩を挟んで16時頃までの実質4時間程度の
作業でしたが、今日だけで5㎡強の面積に打設できました。
思いつきで作ったというのが写真の赤レンガで囲んだ所。

何かっていうと、今まで小径の砕石の上に丸太を置いて
その上で薪割りをしていたのですが、これからは
同じことするとヒビ割れしそうだなと。

で、レンガで囲んだ所に玉砂利でも入れ、そこに丸太を
置いて薪割りスペースとして使えないかと思った訳です。
使ってみてイマイチだったら、子供用の(ちっちゃいですが)砂場に
するとか、植木鉢置いたり、土入れて植樹スペースに
してもいいですし。

さてと残る面積は5㎡ほどなので、今日のペースで作業できれば
あと1日で完了できるはず。

改めてコンクリートミキサーの威力は絶大と思いました。
石窯作る時にあったら、どんなに楽だったか・・・

ただミキサーにも弱点はありました。
一番は後片付け(清掃)が面倒なので少量の
作業には向かないってこと。

特にミキサーの後片付けで出る大量の汚水は
強アルカリ性、汚泥は水の中でも硬化してしまうので
排水溝や下水に安易に流すことができません。

手練りの場合は極力汚水や汚泥が出ないように
後片付けでは小さなバケツ一杯程度の水で全ての器具の
洗浄をするよう工夫してました。
そして洗浄で出た汚水、汚泥はこれから生コンを
打設する未舗装箇所(敷地内)に流し
地面に染み込ませるようにしていました。

小径の工事も進んだため、未舗装のスペースも
狭くなってきたことと、手練りと比べてミキサーでは
大量の汚水や汚泥が出るので、この処理が課題に
なりそうです。
今後も乱形石貼りやその他の作業でモルタルや
コンクリートを作る作業はたくさんあります。
上手い処理方法はあるようなので、調べてみようと
思います。

それはさておきミキサーのお陰で、時間も体力も
セーブできたので今日は作業後にひとっ風呂浴びてから
飲み会に行ってきました。

飲み会で、ミキサーの写真見せたら「業者か!」と
笑われました。

2014年11月20日木曜日

小径の工事/その7(小型コンクリートミキサーの使い方)

コンクリートミキサーを使ってみました。

手に入れたミキサーのマニュアルをネットで見つけて
よく読んだんですが、コンクリートやモルタルの作り方は
何も掲載されてません。そんなもんなんですかね。

ネットで検索してもそれらしい情報がどうも見つかりません。

一番知りたいのは材料の投入順なんですが
検索してもヒットする件数が僅かで、しかも人によって
書いてることがバラバラ。
それと、ポットを傾ける角度とかも良く分かりません。

仕方無いので、まずは手練りと同じ順でやってみました。
(そう書いてた人もいたので)

このミキサー、一回で作れる量が最大1切(1才)ってことなので
その量で試しました。(1切とは1辺1尺つまりおよそ30cmの
立方体の容積のことなので、0.027㎥)
  1. 電源ONにして分量の砂を投入
  2. 分量のセメントを投入し1分ほど回転させる
  3. 分量の8割位の水を投入し1分ほど回転させる
  4. 分量の砂利を投入し1分ほど回転させる
  5. 様子を見ながら水分調整し数分回転させる
最悪でした・・・
3.の所で砂とセメントがダマになってポットの
底や側面に貼り付いてしまい、全然混ざりません。

砂利を入れたら混ざるのかなと思って4.に進んでみると
混ざらないだけでなく、砂利やら砂やらポットから
ダァ〜〜ッと溢れてきました。
どうにでもなれと5.で残りの水を入れても
一向に混ざる様子はありません。

回転を止めてポットに貼り付いたセメントや砂を
木の棒でこそげ落としては回転させることを
何度も繰り返してようやくまともなコンクリートに
なりましたが、こんなに手間がかかるなら手練りの方が
よっぽどマシです。

機械の性能がイマイチなのか?とか、やや不安に
なってきました。

一旦作業を中断して、ネットで検索キーワードを
変えつつ再度調べてみました。
やはり、ズバリな解決策は見つかりませんでしたが
どうやらミキサーの容量(大きさ)やパワーによって
同じ手順でも上手くいったりいかなかったりみたいな
情報が・・・。

そういえば、以前ホタテ漆喰やセンプラムなどの
塗り壁材を使う作業の際、職人さんからダマになりやすい
材料は水を張ったトロ舟に後から材料を入れるといいよって
教えられて実際綺麗に混ぜられたことを思い出しました。

一方でミキサーでのコンクリート作りは
ネットで調べても砂から入れろとか
砂利から入れろとかって意見が多数派っぽい。

水から入れるって意見はかなりの少数派
(見つかった記事はたった2件)でした。

で、自分なりに考えて順番を変えてみました。
投入量も一旦すべての材料を半分にしてみました。
  1. 分量の8割くらいの水を投入して電源ON
  2. 分量のセメントを投入し1分ほど回転させる
  3. 分量の砂利を投入し1分ほど回転させる
  4. ポットは回転させたまま分量の砂を(スコップで徐々に)投入
  5. 様子を見ながら水分調整し数分回転させる
お!今度はバッチリ!いい出来です。
水を先に入れるって、超少数意見だったので
ちょっと驚きです。

ここからは推測ですが、3切とかの容量が
大きいミキサーやパワーのあるミキサーを使えば
順番テキトーでも混ざるんじゃないかなと。

だから、順序に対して疑問に思う人がそもそも少ないとか
どうやっても上手くいくから意見も割れると。

その後、上の順番のまま一回に投入する量を
増やし、最終的には1切分を1回で作ってみましたが
問題ありませんでした。
ポットの角度は、材料がこぼれない範囲で下に向けるほど
よく混ざることも分かりました。
ま、これは考えてみれば当たり前なんですけど。

順番については見つかった2件の記事のうち、
一方には2.のセメントを4.の砂の後に投入するとあり
もう一方には4.の砂の後に3.の砂利を投入すると
ありましたが、これは試してません。

コンクリートは今回の順番で上手くいったので
書いた順序でヨシとして、今後モルタルを作る時には砂利を
使わないので、砂とセメントのどちらを先に
入れたらいいか試してみたいと思います。

ちなみに私がやった通りの順で混ぜるって記事は
どんなに探しても見つかりませんでした。

ここまでセオリーみたいなものが
見当たらない作業は今回が初めてです。
どなたか、詳しい方がいたら意見を聞いてみたいな。

さて、ミキサーの話はこれくらいにして、作った
コンクリートを転圧した砕石の上に打設していきます。
以前作ったトンボで表面を叩きコテで均していきます。
雨のことを考えて水平じゃなくて家側から擁壁側に向けて
少し傾斜させてます。

ワイヤーメッシュはかぶり厚を確保するため、写真の
ようなスペーサー(サイコロ)をかまして、少し浮かせてあります。
このサイコロ、良く出来てて置く向きによってかぶり厚を
3cm、4cm、5cmから選択できるようになってます。
打設厚が5cm程度なので、最小の3cmになるよう置きました。

あとは、メッシュを敷いて結束してサイコロ入れて
コンクリート練って打設してという作業を
延々繰り返していくのみ!

土日のそれぞれ昼前に作業を始め打設できた面積は
延べ4.5㎡ほど。

先に書いた通りミキサーが使いこなせるようになるまで
かなり手こずったり、途中で材料が足らなくなって
買いに走ったりで相当時間をロスしたことを考えれば
ちゃんと準備して朝から作業を始められれば、あと2日あれば
打設完了できそうです。思ったより順調かも。

ミキサーの威力、期待以上です!良かった良かった。

2014年11月19日水曜日

小径の工事/その6(生コンの費用の検討)

追加した砕石の転圧が完了したので、続いての作業は
土間コン(土間打ち)です。

まずはワイヤーメッシュを小径の形に合わせて
敷いていきます。
これ実は2年前に購入したものの小径の工事の中断で
やむなく長期保管してたんです。

雨に濡れないよう軒下に置いてたのですが
それでも錆びてしまいました。
錆は表面だけなので一応強度は大丈夫みたい。

セメントが強アルカリなので多少の錆はコンクリートに
埋まってしまえば還元反応で鉄に戻るし問題無いとは
思うんですが。
メッシュと接しているコンクリートが少しは
中性化するでしょうが気にしなくていい範囲かと。

続いて生コンの話。
最初は建材屋さんにお願いするつもりでした。

ホントは強度的に10cm厚くらいで打設したい
ところですが前回の記事の通り、そんなに厚くすると
縁取りのレンガから思いっきり乱形石が飛び出して
しまうので、5cm程度が限界っぽい。

ということで、前回計算した庭の面積(17.3㎡)に
5cm厚で打設すると生コンの必要量は
0.05×17.3=0.865㎥

業者さんに頼む場合、0.25㎥単位なので0.75㎥で
頼んで、足らない場合は手練りで追加ということに
なります。

手練り分は置いといて、注文する分の料金を
試算してみました。

普通コンクリート1㎥単価が関西地区の相場で
18,000〜20,000円(税抜)とのこと。
18,000円として
18,000×0.75=13,500円

これ以外に注文量が少ないことと、家の前の道路が
狭いため大型車が使えない可能性があるので
オプション料金がかかりそうです。

1㎥以下の少量注文の場合、空積料金として3,000円追加
大型生コン車が入れない場合、小型車配達で2,000円追加

以上で計18,500円。(もしかするとオプション料金は
両方ではなくどちらか一方だけかかるのかもしれません)
ま、このくらいなら・・・

と思いましたが、まだ続きがありまして。
ウチの場合、打設する場所は道路から2mほど
上がった所でしかも生コン車の駐車スペースからも
10mほど離れています。

途中階段があるのでネコ(一輪車)は使えず
バケツで運ぶしかありません。

これだけの量を休む間もなく一人で
運んだら間違いなく腰がやられますし
そもそも、そんな時間、生コン車が待って
くれないんじゃないかな。

じゃ他に手は無いのかって言うとポンプ車を
レンタルするって方法があります。
これなら離れてようが、高い場所だろうが
まったく問題ありません。

ただポンプ車はレンタル料金が1日4万円也!!
実質10分ほどで作業が終わったとしても
1日分の費用がかかるそうな。
生コン代と手練り分0.1㎥の材料費を加えると
6万オーバー!
それぞれの費用の意味合いは理解できるのですが
ちょっと高すぎやしませんかと・・・。

更に生コン車、不測の事態で当日キャンセルなど
しようものなら、キャンセル料はナ、ナント20万円也!
これも意味は理解できます。一旦混合してしまった
生コンは利用されなければ処分に非常にコストのかかる
産業廃棄物ってことかと。

可能性は低いと思いますが不測の事態が無いとも
言えないのでちょっとリスクが大きいなぁと。

そこで、あまりやりたく無くてこれまで
検討してませんでしたが、全部手練りする場合の
費用を考えてみました。

まずは材料をざっと洗い出します。
1㎥のの生コンを作るのに必要な材料は
下記の通り。
(扱いやすくてDIYにおすすめな呼び強度18/スランプ15の
普通コンクリートの配合が、とある生コン会社さんの
サイトに載ってました)
セメント:252kg
砂:860kg
砂利:1032kg
(水:160L)
比重も別のサイトに載ってました。
(真比重じゃなくて隙間の空気含んだ比重です)
セメント1.5/砂1.7/砂利(5号砕石)1.65

てーことは体積ベースで言うとだいたい
セメント1:砂3:砂利3.7(大雑把に4と考えていいかと)

セメント1:砂3:砂利4って、いつも自分で
作ってて扱いやすくて強度的にも問題無い
いい感じの配合だと思います。
細かく言うと使う砂利の大きさや、
天候、骨材に含まれてる水分によって
多少調整が必要になりますけど、その辺りは
経験と勘ってヤツで。

この配合で0.865㎥作るには

セメント25kg@400円
252×0.865÷25kg≒9袋
9×400=3600円

砂18kg@200円
860×0.865÷18kg≒41袋
41×200=8200円

砂利18kg@200円
1032×0.865÷18kg≒50袋
50×200=10,000円

なお砂や砂利はいつもの建材屋さんからなら
もっと安く買えるんですが、ヘタすると
作業に1ヶ月以上かかりそうで、その間駐車場を
専有することや雨に濡れないようカバーを掛けたり
しなきゃいけないなど面倒なことが多そうなので
今回はホームセンターで袋詰めを買うことにしました。

以上合計21,800円

自分の時給は幾らなのかっていうDIYにおける
永遠の難問?は置いとくとして概ね1/3の費用で
済むってこと。


それかな・・・。やりたくないんですけど・・・

一番の問題はこれだけの量の生コンを今までのように
撹拌ドリルでホントに作るのか?ってこと。
練クワで練るより随分楽になりましたが
砂利1袋分を1回あたりの量の目安とすると
50回分あの作業の繰り返し。

無理でしょ、っていうか絶対イヤ!

じゃーどうするの?ってぇと
まずはいつもお世話になってるドラえもんのポケット
(別名ヤフオクとも言う)で、ポチッとな。
数日後・・・


ジャジャ~ン!コンクリートミキサー到着!
落札代金は送料手数料込み20,600円也・・・
中古ですが程度は良さそうです。

小径の土間コン作りだけじゃなく、まだモルタル
作らなきゃいけない作業が幾つか残ってるので
きっと活躍してくれるはず!
それにヤフオクでの需要はとっても高いみたいなので
壊さず綺麗に使って最後要らなくなれば、
ほぼ落札代金と同額で売れると思います。
(↑誰かへの言い訳っぽいな)

ヨッシャ、ともかくこれで準備は整いました。
一人で土間コン打設頑張ってみます!

2014年11月18日火曜日

小径の工事/その5(画像から面積を算出するには)

小径の工事/その4を書いたのが2年前のGWでした。
気にはなっていたのですが石窯作りにかかりきりで
2年半その時のままでこちらの工事は止まっていました。

その石窯作りもようやく完成が近づきました。
屋根を作らなくてはなりませんが、今のままでも
とりあえずは雨露はしのげるようになっています。

一方で小径の工事ではコンクリートを打設する
手順があります。
工事の際、コンクリートが硬化するまでに
凍結すると完全に強度が失われてしまいますので
厳冬期を避けて作業をしたいのです。

真冬でも天候さえ良ければ、石窯の屋根の工事は
可能なので、こちらの工事を先にすることにしました。

さて2年半も放置したことで、せっかく転圧した
砕石(クラッシャーラン)は、雨などで細かい粒が沈み
大粒の石が浮いてしまっています。

ここは普段、普通に歩行していたせいか、自然になのか
前回の転圧後より全体的に少し沈みこんだように見えます。
踏み締められてそうなったのなら、むしろ良かったとも
言えるんですが。

ただ、このまま再転圧すると今より更にレベルが下がり
土間コン打ちの際により多くのコンクリートが必要になります。
となると費用も手間も大きくなるので、少し砕石を追加しようと
思います。

砕石は建材屋さんに必要な㎥(立米)数を注文します。
量は厚み×打設面積で計算します。
石と石の間の空間も含んでいるので転圧で
目減りしますが、ホンの少しの追加なので
誤差の範囲と考えていいかと。

追加分の厚みは5cm(0.05m)程度かな。
一方、小径の形が不規則なので簡単に面積が
計算できません。

そこで画像から面積を算出することができる
画像解析ツールを使ってみました。

まずはグラフィックソフト(何でもいいですが
私はIllustratorを使用)で、小径部分の1/100
(実際の1mが1cm)のモノクロ図形を作成します。
加えて同じファイル内の余白に1cm四方の正方形を
描いておきます。
できた図形がこちら。(黒い変な形の図形部分が小径の形。
真ん中の四角が1cm四方の正方形です)
画像解析ソフトはImageJを使用しました。
手順はこちら

  1. Wandツールで小径の図を選択
  2. AnalyzeメニューからMeasureで計測(resultsウィンドウに計測結果が表示されます)
  3. 続いて同じくWandツールで四角を選択
  4. 同じくAnalyze/Measureで計測
  5. resultsに表示された2.のAreaの数値÷4.のAreaの数値を算出
5.が小径の面積(㎡)ということになります。
結果、17.3㎡と出ました。
ということで砕石の必要量は0.05×17.3=0.865㎥
5cmだとちょっと厚すぎるように思いますし
注文も0.25㎥単位ということもあり、0.75㎥で
お願いしました。で、届いたのがこちら。
クラッシャーランは1㎥あたり1.75tほどあるそうなので
0.75㎥だと1,300kg程度はあるんです。
また、バケツに詰めては階段を登ってひたすら庭まで
運ぶという鬼のような作業を一人でやらなくちゃなりません^^;
ま、半日かけてやりましたけど・・・あ〜腰が痛い・・・

続いて
前回転圧用のタンパーは自作したものを使いました。
こちら↓

軽いのと形が悪いのとで、しんどい割にイマイチ綺麗に
整地できなかったこともあり、今回は市販のタンパーを
使いました。
楽天で4千円くらいしましたが使い勝手はとても良かったです。
要らなくなっても、これなら売れそうですし。
ただ、この作業後は手の平や指があちこち打撲状態に
なりました。それと箸を持ったり字を書こうとすると
プルプル震えてしまい難儀しました。

ちなみに建機のレンタル屋さんで転圧機(ランマー)を
借りることも考えました。
費用は1日で5千円程度からみたいですが、1日で借りて
返すのは無理っぽいし、重量も50kg以上あるので
車で運ぶのも階段の昇り降りも大変そうです。
しかも私の庭には幅が40cm程度しかない箇所があったり
形が不規則なので、結局一部は手作業でやるしかなく
選択肢から外しました。
そうそう、ランマーも長く使い続けると振動障害(振動病)って
症状が出たりするらしいですね。
たった2日の作業でしたが、私の症状も
それに近いのかもしれません。

転圧後がこちら。

しっかり転圧したつもりなんですが砕石は予定よりも厚みが
出てしまいました。
この上にコンクリートを打設し更に乱形石をモルタルで
貼っていくのですがコンクリート+モルタル+乱形石で
最低でも10cmくらいの厚みになります。
なのに縁取りのレンガから砕石まで5〜7cmほどしか
ありません。

計算間違いでもしたのかと、検算してみたのですが
おかしい所は見当たりません。

で、思いついたのは建材屋さんが少しサービスして
くれたのかなと・・・。
(それか若干多目に納品するのが業界的に一般的なのかも)

ということで計画では面一にするつもりでしたが
縁のレンガより乱形石が上に出てしまいそうです。

水はけのことを考えれば逆になるよりはマシか・・・
ってことでこのまま作業を進めることにします。

2014年5月27日火曜日

ロケットストーブ付石窯作り55 / 棚完成

棚(台?)の製作の続き
土台(アーチ)の上にテキトーに型枠を組んで
下から飛び出させた鉄筋に絡めて
ワイヤーメッシュを敷きました。
かぶり厚が均等になるようにと、レンガの
欠片でメッシュを少し浮かせてあります。

途中の写真はありませんが以降の作業手順
  • 型枠にコンクリートを流し込む。表面を均して1週間ほど養生
  • 型枠を外す
  • 天板として石板(御影石)をタイル用のボンド(タイルワン)で接着する
  • 側面にはモザイクタイルを同じくタイルワンで接着
結果、こうなりました。

タイルワンはフィルムパック形状の商品です。
以前の作業の残りを使用しましたが、開封後に長期間保管してると
固まってしまいますし、これ以降使う箇所が思いつかないので
今回タップリと贅沢に使ってやったらエライ事に・・・

モザイクタイルのシートを剥がすと、目地から思っきり
はみ出していました_| ̄|○

これじゃ、目地を綺麗に仕上げることができません。
そこで少し固まってから爪楊枝で削り取りました。
これ以上無いくらいメンドくさい・・・
タイル表面にもタイルワンがこびり付いて汚くなってしまいましたが
完全に固まる前に水に濡らした雑巾で拭き取ると綺麗になりホッとしました。
(タイルワンて、固まる前は水溶性みたいです)

その後、完全に固まるまで2日ほど待ってゴムヘラで目地を詰めました。

1時間ほど乾燥させてから、濡らしたスポンジで余分な目地を
拭きとりました。
目地の乾燥を待って、ようやく完成です。
アーチの下には異形鉄筋で作ったフックが仕込んであり
ロケットストーブの焚口の近くにトングや灰かきを
置けて便利になりました。雨にも濡れないし。

これで焼きあがったピザを落とすなんて事故もきっと無くなるはず!
目地詰め前で写真は前後しますが、こんな感じで使ってます(^^)v

2014年4月16日水曜日

ロケットストーブ付石窯作り54 / 棚?

いや〜暖かくなりましたなぁ。

ところで以前、少し離れた作業台に置いた皿に
焼きあがったピザを移そうとして、一枚丸ごと地面に
落としてしまったことがありました。
お客さんに出そうとしたまさに1枚目(T_T)

「オォーっ!」「写真撮る〜」なんて歓声があがる中での大惨事に
気まずい空気が流れたことは言うまでもありません・・・

金属製のピザパーラに乗せたピザってすごい滑りやすいとかの
言い訳はさておき、このままだといつか必ずまたやらかすなと・・・

そもそも遠くの皿にパーラで運ぼうとするからそんなことになるんで
石窯の出口のすぐ脇に皿を置ける程度の台(というか棚というか)が
あれば問題は解消するはずと考えたのでした。
(パーラ使いの腕を磨くという方向での努力は?とかの
ご意見もあろうかとは思いますが・・・)

で、先日外壁の仕上げも終わり、タイルとかの材料も
揃ったしで作業に取り掛かりました。

まずはコンクリートのたたきを少しハツって接地面を
荒らし、粉塵をブロアで飛ばしてから水洗い。
(これモルタルの接着性を高めるため)

続いて水平をチェックしながらレンガ積み。
いわゆる芋積みで鉄筋などの補強も入れてないから
強度にはやや不安あるものの、壊れたらその時に対策は
考えましょう。ここは万一壊れても、石窯本体には影響無いし。
ここまで1日。
アンティークレンガって結構汚れたり耐火モルタルが
こびり付いてたりするんで、積む前のクリーニングに
意外と時間がかかるんだよね〜

お次はアーチ用の型をスタイロフォームで作り
積む作業が終わったら割って簡単に取り出せるようにと
型には大きく穴を開けました。
写真は一つですが、レンガを長辺方向の両端で支えるために
同じものをもう一つ作成。
スチロールカッターがあるので、ものの10分でできあがり。

アーチ形状に合わせてレンガをカット。
カットしたレンガを仮置きして問題無いか確認し

プラ束で高さを微調整して型をセットしアーチ部分の
レンガを積みます。

実は構造的に無理があったようで、上に積んだレンガの重みで
アーチの横のレンガやその間に詰めたモルタルが横方向に
はみ出しまくり、この形で固まるまで悪戦苦闘したのですが
ま、何とかアーチ部分完成。

んで、完成したと思ってから気付いたことが。
型のセットの時に水平をチェックしてなかったり
はみ出したレンガやモルタルの修正ばっかり気にしてたせいで
上面が水平になってなくて傾いてる(^_^;)

アーチ作る前までしっかり水平確認してたのに
よりによって最後で忘れるかな・・・としばし反省

まぁでもこの上に棚用の天板を置くので、その時に
修正可能なはずと気を取り直しました。

今日の作業はここまで。

暑くもなく寒くもなく今が一番作業しやすい季節だし
この間に何とか集中して石窯だけじゃなく庭の整備を
していきたいなぁ。

2014年3月31日月曜日

鯉のぼり

気が付けば4月も目前、今年もそろそろ端午の節句の
準備をしようと思います。

思い起こせば、昨年は息子の初節句ということで
勝手が分からず、子供の日直前になって
かなり慌てて準備したのでした。

それは2013年の4月も半ば過ぎのこと。

せっかく庭もあることだし、ちょっと大きめの
鯉のぼりにしようかなとネットで下調べを
してみると・・・
鯉のぼり本体は意外とお手頃。
かなり大きいものでも価格は驚くほどでは
ないような。

ところが盲点がありました・・・
それは、鯉のぼり用のポール。

鯉のぼりの大きさに合わせて
まずはポールの長さ(高さ)が決まるらしい。

真鯉(一番大きい鯉)の倍かそれ以上の長さを
目安に選べとのこと。
(真鯉が5mならポールは10mか12mというように)
そしてポールは4号とか6号とか8号とかの
サイズ分けになってますが、号数が長さ(m)を
意味してるらしい。(12号なら12mというように)

で価格は長くなるほど高くなると。

更に同じ長さでもまるで松コース、竹コース、梅コース
って感じで一定の価格差で5、6種類のタイプがあります。

ポールなんて安いのでいいやんと思いつつ
何でそんなに種類があるのか更に調べてみると・・・

以下、分かったこと。

鯉のぼりはポールが主役!(←これポイント)

まずは市販品じゃなくて竹竿などを使うという選択肢
ウチの実家はこれでした。
ただ広い敷地のある家ならいいでしょうが
立てる時も片付ける時もかなりの場所を取る上に
職人さんにお願いしなきゃいけないレベルの作業が
発生します。
長い竹竿を片付ける場所を確保する必要がありますし
何年間鯉のぼり揚げるのかって疑問はありますが
耐久性の面でも万一倒れたりしたら大変・・・

続いて市販品の中で比較的手頃なスタンドタイプや
補助ロープでポールを支えるタイプ
こちらも、広い設置スペースが必要だったり
毎年の設置作業が面倒なようです。
あとどちらも補助ロープに鯉のぼりが
絡まりやすいらしい。

うちの場合、ここまでの選択肢は
どれも設置場所が狭いことから選択不可

で結局選択肢は補助ロープ不要なタイプの一択と
なりました。

製品名は、強力肉厚パワーポール、同じ長さの中では上から
2番目くらいの価格、つまりほぼ「松」コース(^_^;)
この商売上手め!(~_~メ)
8mだとネット最安でもほぼ6万円します。
迷いましたが【サイズ6号】(6m)5万円也で手を打つことに
しました。
てことで鯉のぼり本体は真鯉が3mのタイプを選択。

早速両方発注し、待つこと数日。ここからようやく
設置作業の話です。

まずポールはコンクリートで固定しなきゃいけません。

石窯作りでモルタルやコンクリートの扱いには
慣れてますが、問題なのはただでさえ日が無いってのに
コンクリートを打設すると養生期間が必要じゃん、って
ことでした。

これは急がないとホントに間に合いません。

購入したポールは立ててしまえば、僅かなスペースしか
取りませんが、立てる時のために幾つか条件を満たす場所を
探す必要がありました。その条件とは

  • 1.1〜1.3mの深さの穴を掘ることができ、かつそこにコンクリートでステパイを埋設しても邪魔にならない場所
  • 設置スペースに設置したポールの土台から水平方向に6mのポール(+矢車が50cmほど)を倒して置けるスペースがあること。
  • ポールを立てていく途中のルートに邪魔な物(庇とか植木の枝とか)が無いこと。
  • 鯉のぼりが電線や近隣の建物などに引っかかる恐れの無い場所
ウチの庭でこの条件を満たす設置場所は1箇所しか
ありませんでした。
6号じゃなく8号のポールを選んでいたら立てられなかったかも。

場所が決まったらポール用の穴を掘ります。
写真では大したこと無さそうですが、これで深さは
地面から110cmほどあります。

最小限の穴にしたので狭くて中に降りることができません。
地面に腹ばいになってギリギリ手が届く所まで掘りました。
途中から砕石の層に変わり掘り進めるのも大変。

そう言えば建築工事の際に擁壁沿いは随分文句を言って透水層として
砕石を後から詰めてもらったんでした^^;
続いて掘った穴にステパイプを立てて砕石を地表から50cm程度まで
埋め戻し、タンパーで突き固めました。
その上にコンクリートを流し込むための型枠を設置します。
型枠と言っても端材で作った適当なものです。
ポールに付属の下げ振りで確認しながら、しっかり垂直が出るよう
調整し
コンクリートを流し込みました。
この後、雨が降り出しました。
どうも作業が終わると片付けの前に雨が降るって
パターンになってるような。

その後約1週間養生し、子供の日までせめて1週間は揚げたいなと
いうことで4月28日に型枠を外し周りを埋め戻しました。

天気も良く気持ちよさそうに泳いでくれました。

で昨年は揚げた期間も短かったんですが、その間に
学んだことが幾つかありました。
(当たり前って言われそうなこともありますが)

  • 鯉のぼりは雨に濡らしちゃいけないらしい。なので雨が降り出したらすぐに取り込むベシ。
  • 夜間に雨が降ったりするかもしれないので、毎日朝揚げて夕方には片付けなきゃいけないらしい。
  • 鯉のぼりは補助ロープが無かろうが回転滑車付きだろうが絡む時は絡む。特に風の強い日は。
  • 軽い絡みは自然に解けるが、特に矢車に絡むとポールを倒さないと解けないことも。(実際そうなった)
  • 絡むのが嫌なら、てっぺんギリギリまで上の写真みたいに揚げたりせず、ポールの半分の高さに吹き流しがくるよう揚げるベシ。
    • ポールは真鯉の長さの倍の高さを目安に選べっていう理由はこれかと納得(ポールが真鯉の長さの倍以上あれば、ポールの真ん中に揚げることで矢車にも絡まないし地面にも着かないから)
  • そして強い風の日は絡むだけじゃなくってポールが倒れる恐れもあるので無理して揚げない。
    • 風が無けりゃたなびかないし、風が強けりゃ揚げられないってこと。
要するに結構メンドーなシロモノっちゅうことなのね。

そーいや、ウチの実家にもワタクシ用に爺ちゃん婆ちゃんが
買ってくれたらしい6mだか8mだかの
馬鹿でかい鯉のぼりがあったのですが
4才くらいの時に一度見たきり。
それ以降庭に揚がってるのを見た記憶がない。
4コ下に双子の弟がいるのですが、あいつらなんて
鯉のぼりがあることさえ、知らないんじゃないかな。

面倒臭かったんだろうな、、、親父も。

さて、こちらはDIYとは関係ありませんが
奥さん方のおじいちゃん、おばあちゃんからの贈り物
ウチの小っさい床の間に納まるよう可愛いサイズにして
もらいましたが、なかなか良いものらしいです。
高級感が漂ってます。

今年はいたずら盛りで床の間に出したらエライ事になりそう・・・

ともかく鯉のぼりもこの兜も毎年出して
息子の記憶に残るようにしてあげたいなと思うのでした。

2014年3月15日土曜日

ロケットストーブ付石窯作り53 / 壁塗り

3月9日
いよいよ外壁仕上げに取り掛かります。

前回作業で薄くカットしたアンティークレンガを角の部分に
貼ってありました。
上の写真ではタイル用のボンドで接着してあるだけでしたが
自然に見えるよう目地部分にモルタルを詰めました。
通常のモルタルは清水で作りますが、この目地埋め用のモルタルは
接着性を高めるようMプライマーという吸水調整材を3倍希釈した溶液で
作りました。

続いて下地表面にMプライマー6倍希釈液をローラーで塗りました。
(写真なし)

十分乾燥したら漆喰(センプラム)をコテ塗りしていきます。
まず下塗りとして2〜3mm厚で塗りました。
下塗り完了

続いて上塗りを5〜7mm厚で塗りました。
が、予想以上に時間がかかり終わった頃には辺りは真っ暗。
しかも塗り終わった直後にいきなり大粒の雨が・・・
慌ててカバーをかけたので、この時の写真がありません。

ずぶ濡れになりながら後片付けを済ませ、ようやく20時過ぎに
作業が終終わりました。

ここまでが先週末の話。

で、下は後日撮った写真ですが上塗り後こんな感じになりました。
コーナー部分は風化した感じに見せるため、まだセンプラムが
固まりきっていない上塗り翌日にタガネで削って荒らしてみました。

上塗り直後のまだ漆喰が固まってない状態で急いでカバーを
かけた時にぶつけたり、引っ掻いたりしてしまい
少し凸凹してる箇所がありますが、まぁこんなもんでしょう。

苦労した角の部分は風化したというより
材料(漆喰)が足らなくなったの?みたいな(^_^;)
いやいや、デザインですから( ー`дー´)キリッ

平面部分の真ん中あたりとか、下の方に
もう一箇所レンガを露出させておけば、それっぽい感じに
なってたのに〜。と後から思いましたが、今となっては
センスと経験の無さを嘆くしかありません。

でもパッと見、コンクリートブロックでできてると
思えない程度には仕上がったので、自分的にはまずまず
満足の出来です。

養生のカバーを外した後にも春の嵐のような大雨が降りました。
壁を伝った雨水には、窯の上に蓋代わりに乗せていた合板から
色が出たようで雨だれの染みができましたが、これも
アンティーク調みたいでいいかも。

屋根や細かい造作が残ってますが、機能面と装飾の主要部分が
完了しました。

2014年2月26日水曜日

ロケットストーブ付石窯作り52 / ヒサビサのピザ

ホンっと久しぶりに石窯を使いました。なんせあまりにも寒くて。
てことでヒサビサにピザ(^_^;)を焼きました。

今回はロケットストーブに火を入れる所を撮ってみました。
長くて退屈かもしれませんが悪しからず・・・
ムービーの通りブロアとか着火剤を使わず、特別なテクニックも
要りませんが、寒いせいかそれなりに時間がかかります。

長い間使っていなかったせいで石窯も冷えきってます。
先日の大雪の時にはこんなことになってましたし。
これが神戸とは信じられん・・・
雪が溶けて染み込んだのか石窯がしっとり湿ってるような
気もします。

さて、こちらは火を入れた直後から暫くの間の煙の様子↓
ロケットストーブは煙が少ないことが強みの一つ
調子のいい時は火入れから5〜10分ほどでほぼ無煙になります。
でも今日は石窯が冷えてるからか気温が低いからなのか
長く煙が出てました。

それでも一旦無煙状態になってしまえば、太い薪を追加しても
肉眼でほとんど煙は見えません。
実際、このムービーで45分後と出ている頃には7〜8cmの太さの
薪を入れてますが、ほぼ煙は見えません。
煙突の向こう側の景色がゆらゆら揺れることで、ようやく石窯に
火が入っていることが分かるくらいな感じです。

他の石窯を使ったことが無いので比較できませんが
単層式や2層式の石窯でも煤切れ以降は同じように
ほぼ無煙状態になるのでしょうか?

ちなみに煙が出ている間は匂いも強く、ご近所で洗濯物を
干していたり、窓を開けてるお宅があると迷惑になりそうです。

問題は火入れから暫くのことなので、薪と比べて少々高価ですが
次回からは火入れを炭でやってみようかと思ったりしてます。

更にロストルにも工夫の余地があるかもしれません。

さて続いては石窯内の温度推移
上のグラフは例によって天井でも直火が当たらない
石窯開口部の近くに埋め込んだ熱電対で計測した温度の推移です。

熱電対の先端は耐火キャスタブルの中に埋まっていて
石窯内に露出していません。
グラフではかなり凸凹していますが、他の場所に比べれば
安定しているのでここでの温度を料理の参考にしています。

経験上、ここの温度が350℃以上になると
Pizzaをまずまずいい感じで焼くことができます。
ナポリピッツァが2〜3分程度で焼ける感じ。
1.5分〜2分で焼けると理想的なのであと少しと
いうところ。

ちなみに煤切れ状態になるのはここの温度が
300℃を超えたあたり。

Pizza以外の料理では
グリル料理なら300℃前後
パンは種類にもよりますが、250℃前
煮込み料理は100℃以上200℃以下
が適温のようです。

なお同じ天井でも直火の当たる所は500℃を軽く超えます。
一方で床面の温度は270〜300℃で頭打ちになります。

ということでウチの窯、パン焼きメインであれば
性能的には全く問題無いレベルだと思っています。
煮込み料理やグリル料理なら余裕です。

唯一Pizzaが、あと50℃上げられると
申し分無いんですが。

おそらく同じ構造でも屋内に設置するとか、
毎日使うのであればもっと温度が上がると
思うのですが、雨ざらしな上、使用機会が
多くても1ヶ月に2回とかなのがネックです。

特に使用頻度が少ないため空気中の湿気を
吸ってることが問題っぽいです。
石窯が湿っていると、薪をいくら燃やしても
レンガの温度が低い所で頭打ちになるように
思うのです。

前に備前のレ・マーニさんで「正月休みとかで
数日石窯に火を入れないと、元の調子に戻るのに
3日はかかる」とお聞きしたことがあります。
屋内に設置されてる石窯でさえそうなのですから
屋外設置の石窯ならなおさらでしょう。

設置場所や使用頻度はどうしようも無いので
引き続きそれ以外の工夫を考えていこうと思います。

さて、ここからは料理の話

最初に鳴門金時を焼き芋にしてみました。写真は無いですが。
濡らした新聞紙とホイルで巻いて石窯に放り込んだだけですが
まるでスイートポテトのように甘く美味しくできました。
1才の息子が嬉しそうに沢山食べてくれました。

温度も十分上がったのでPizzaを投入していきます。
まずは定番 マルゲリータから
前回と同じくビール酵母を使ったのですが、やや発酵が足らず
コルニチョーネの出来はイマイチ (ノД`)シクシク
発酵の温度が低かったのか、酵母を冷凍保存してたのが
いけなかったのか・・・。

そして焼きも少し甘いです。出だしはこんなもんでしょ。
それでも久々のPizzaということもあり十分美味い。

続いてアスパラとエリンギのPizza
あー、あとケイパーも乗せました。
焼きあがってからトリュフオイルをスプレーしたので濃厚な香り。
これは生地の発酵不足を除けば十分な出来。
ケイパーがアクセントになってて、ワインも進みます。

3枚目はハム、マッシュルーム、玉ねぎ、バジルのPizza
出来上がりは撮るのを忘れました。

最後にカルツォーネを焼きましたが、これも写真は無し。
美味しそうにできたのですが、お腹いっぱいで手が出ず。

大人二人で3枚が限界だな。

続いてカンパーニュを焼きました。
今日は加水率かなり高めの76%にしてみました。
こちらも発酵不足なためか、クープがやや開き過ぎ?

時間はかなり長目に様子を見ながら1時間ほどかけましたが
窯入れ時の温度が低すぎたのか、焼き色は薄く
焼成率も85%止まりでした。

クラムはなかなか良い感じに気泡が入ってます。
食感はモッチリとして水分が多く残っている感じがします。
もう少し軽いといいかなとも思いますが、この辺りは好みかも。
ほんのり甘くしっとりしているのは白神こだま酵母のお陰でしょう。

以下忘備録
材料(1個分)
スーパーカメリア強力粉 200g
全粒粉 25g
グラハム粉 25g
白神こだま酵母 小さじ1/4(小さじ1のぬるま湯で溶かす)
塩 4g
水  185g(冷たい水を使用。ぬるま湯が良かったかも)
はちみつ 5g

発酵
手早く捏ねて1時間室温(20℃)で休ませた後
冷蔵庫で1晩(12時間)ほど。途中2回パンチ

成形後、バヌトン代わりのざるに入れ室温で約2時間の2次発酵

窯入れは15時前で窯出しは16時頃。
グラフで見るとやはり温度が少し低かったようです。
あと、30分早めに投入するか薪を追加すれば良かった。

次はもう少し高い温度で投入して焼成率78〜80%くらいで
焼き上げてみたいな。それと水をぬるま湯にして発酵も
もう少し進めたい。

2014年2月13日木曜日

ロケットストーブ付石窯作り51 / 外壁その他

気が付けば半年も更新をサボっていました。
まさしくブログタイトル通りってことでm(_ _)m

石窯作りもあまり進んでいませんが
とりあえずさぼってた間の出来事をまとめて書こうかと。
2013年9月23日
友達家族が遊びに来てくれるとのことで朝から石窯に火を入れました。
ようやく手に入れた本場イタリアから輸入されたビール酵母で
生地の発酵も今回はバッチリ!!
石窯の温度が若干低く少し焼きが甘いものの前回に比べれば
全然マシな焼き上がり。
自分で生地を延ばしたり焼いたり楽しんでもらえたようで
良かったです。

11月9日
外壁の仕上げに取り掛かりました。
ちなみに今、壁の中はどうなってるかというとこんな感じ。
ドーム部分には既に十分な断熱性能があるので、ドームのまま
装飾して完成としても良かったのですが、更に外壁で囲いました。
この中に断熱材を充填して更に断熱性能をアップさせるだけでなく
外壁に道具類の収納スペースを設けるつもりです。

外壁は「漆喰壁が少し崩れて中のレンガが露出した」風に
仕上げたいと思いました。
そこで古レンガから1cm厚程度のタイル状の板を作ろうと
ディスクグラインダーを使ってレンガの全周に最大限の
切り込みを入れて割ってみたのですが、何度やっても変な形に
割れてしまいやむなく断念。

結局古れんが屋やまぼうしさんから購入することにしました。
こちらは板状のレンガ。平面に使います。
こちらはコーナー用。

タイル用ボンド(タイルワン)で貼り付けました。

反対側はこんな感じ。
結構重いのでボンドがある程度固まるまで支えていないと
ズレたり、落ちたりするので思ったより時間がかかってしまいました。

この作業とは別にコンクリートブロックの上には普通の並型レンガを
ぐるっと一周積みました。

12月2日
土台のレンガ部分と外壁の境目にモザイクタイルを貼りました。
フェンス際の漆喰が塗りづらい場所を少しでも減らそうと考えた
苦肉の策ですが、デザイン上のアクセントにもなったような。

まぁまぁいい感じかな。。

こんな飾りも付けてみました。
知り合いがタイに行った際に買ってきてくれたストーンレリーフ。
ここだけなんだかアジアンな感じ。

で、あとは漆喰を塗るだけなのですが、夜間は氷点下まで下がるほど
寒い日が続いているため左官作業ができません。
(施工直後に凍ると強度が落ちるため)

ということで現在作業は止まっています。
春に向けてぼちぼち再始動しようと思う今日この頃、、、
今年も家庭の事情(子育て)でなかなか作業に没頭するのは
難しそうですが、どうなりますやら・・・