2010年10月6日水曜日

擁壁工事の問題 その後1

検査が不合格となったことを受けて、各種是正作業が行われています。
大掛かりな作業となりましたが、擁壁の取り壊しとやり直しという最悪の事態は何とか回避できそうです。

水抜き穴は3㎡に1箇所以上とする。という規定については不足する箇所に透水管を配置するなど、他の水抜き穴に向かって、水が流れ易い構造とすることで、容認される見通しです。

止水コンクリートが打設されていないこと、透水層が規定通り設置されていないこと、埋め戻した土の転圧が十分されていないことについては、大変ですが掘り返して是正していただくことになりました。
掘り返して水抜き穴の下まで砕石を詰め、転圧した状態です。
ここに止水コンクリートを打設されるとのことです。通常5cm程度の厚さらしいですが、今回は十数cmの厚さで打設されるとのことでした。おまけみたいなものでしょうか・・・
透水層に使用されたのはC40(クラッシャーラン)だそうです。粒度の揃った砕石より締固め易いのでこちらがいいのでしょうか。
底板の厚みを撮影する必要があるとのことで、一部は更に掘り返されていました。ちなみに掘り返されていた箇所の底板の厚みは28cm程度ありました。
是正作業のため工期は延びることになりそうですが、擁壁に関連する一連の工事を自分の目で確認できたので少し安心しました。


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