2013年5月11日土曜日

Google 二段階認証プロセス

今日はいつもとは毛色の違う話題ですが。

タイトルの二段階認証プロセスとはセキュリティ強化のために
2011年から始まったGoogleの新しい認証の仕組み。
従来通りのID(gmailアドレス)+パスワードのみの
認証プロセスとどちらを使うかは利用者による選択制。

Googleが提供している色々なサービス(gmailやこのblogger,
picasa, youtubeなどなど)を本格的に使うようになってきたので
このあたりで従来の認証プロセスから変更することにしました。

これ一旦切り替えると全てのgoogleのサービスで
二段階認証プロセスによる認証を最低一度は行わなくては
なりません。しかもプラットフォーム(PC, スマホとか)ごとに。

これが結構ややこしくて手こずったので忘備録代わりにここに
残しておこうと思います。

まず、二段階認証の仕組み、必要な手続きは全てのgoogleの
サービスに対して共通ではありません。

(以下、自分の解釈なので間違ってても責任は取りませんが)

  1. 二段階認証プロセスに対応しているサービス
    1. メール、あるいは音声通話で受け取るか、スマホ用アプリで生成した二段階認証用の6桁のコード(確認コード)をgoogle ID, パスワード入力後の画面に表示される入力欄に入力することで認証が完了する。(毎回二段階認証にするか、初回のみかは設定で変更可)
      1. 上で毎回二段階認証をする設定した場合は使い捨て(1回使うと無効になる)用のコードが10個記載されたバックアップ確認コード表をgoogleのサイトで発行することができるので、これを印刷して財布等に入れておくと安心。こうしておけば海外や圏外など確認コードが取得できない状況でも、このコードを代りに入力すればサービスが利用できる。(設定はここで→)https://www.google.com/settings/security
  2. 二段階認証に対応していないサービス
    1. googleのサービスの中にはまだ二段階認証プロセスに対応していないサービスがある。これらのサービスでは上記のサイトで「アプリケーション固有のパスワード」を発行して、これを各サービスの認証画面でgoogleアカウント用のいつものパスワードの代わりにパスワード欄に入力すると認証できる。このアプリケーション固有のパスワードが必要なのは最初の一回のみなので、覚えたり保管しておく必要は無い。
と、ここまでは面倒ながらも意味を理解し、順次設定をしたのですが
上記だけではどうしても認証が完了しないサービスが・・・

前置きが長くなりましたがここからが、今回の本題です。

認証で問題が起きたのはiPhoneのメールアプリ(のgmailアカウント)
確認コード生成用のiPhoneアプリ「Authenticator」(無償)で生成した
確認コードやPCで発行手続きを行いSMSで受信した確認コードを
何度入力しても認証に失敗します。

といって、パスワードの代わりに上記2.のアプリケーション固有の
パスワードを発行し、これを入力しても「固有のパスワードの方じゃなくて
確認コードを入力しろ」とのメッセージが表示されてしまいます。

ネットで調べても該当するようなケースはヒットせず、
原因不明で途方に暮れかけましたが、一つ思いついたことがありました。

仕事柄iPhoneアプリの検証をすることがあるので結構通信量が
多くなります。
これが決められている上限を超えてしまうと、その後一定期間は
回線速度がsoftbankの規定によりかなり遅くなってしまうのです。

そこで回線使用量を抑えるため、会社ではiPhoneをWi-Fi環境で
使用するようにしています。
ただそのWi-Fi環境が一般的な無線ルーターやアクセスポイントに
接続する方法ではなく、インターネットに接続したMacの
インターネット共有機能を利用してMac経由でインターネットに
接続するという方法なのです。

もしかすると、この特殊なネット接続環境のせいかもしれないと
思い、Wi-FiをOFFにしてsoftbankの回線でもう一度試してみた所
確認コードの入力であっさり認証が完了しました。

ということで、たまたま最初に試した二段階認証プロセスに
対応しているiPhone向けのサービス(メールアプリ)で
問題が起きましたが、恐らく他のiPhone向けサービスでも
同様のことが起きると思います。

つまり、iPhoneで二段階認証プロセスの認証をする時は
インターネット共有以外の経路でネットに接続してからに
しましょうね。っていうのが、今回の結論。

認証完了してから改めてネットで調べてみましたが
やはり該当する情報は見当たらず。

ということで、今後のためにここに残しておきます。

2013年5月6日月曜日

ロケットストーブ付石窯作り44 / ピッツァとパン

前回の更新以来、色々とイベント続きで石窯作りは進展無し ^^;

一方で石窯は大活躍です。
GW中に2度、友人や遠方の家族を招いて石窯料理を振舞いました。

まずは5月3日
天気もバッチリ、気温も上がり石窯は順調に温まりました。

薪を5cm角程度に細く割ったのが良かったようで200℃に
達するまでにかかった時間は今までで最短の40分ほど。

例によって途中、料理の下ごしらえなどで30分ほど石窯から
離れたのでその分ロスしたものの、2時間でピザを焼く適温に
達しています。

ちなみにロケットストーブの上部はこんな感じで燃焼してます。
下の焚口には5cm角(長さ40cm)の薪が3本ほど入っているだけ。
これでもまだ少し煙が出てるので、完全燃焼とは言えないものの
ロケットストーブの持つポテンシャルをようやく引き出せるように
なったと思います。
と言っても先日書いたように幾つかのパーツを追加しただけで
使い方に難しいテクニックは必要ありません。
薪が熾になったら、焚口を塞がない程度の量の薪を追加するだけ。
そして最後の一押しにはロケットストーブの開口部から
薪を1本投げ入れます。
これで炎の真上に仕込んだ熱電対で測る温度が450℃→500℃以上に
一気に上昇します。(これが先日の記事に書いた小技です)

今日はその温度が530℃になった所でピザを投入。
床面の温度も300℃を超え下火も満足できるレベルになりました。
(写真はありませんが、ピザの裏側も良い感じの焦げ具合)
石窯の設計時に「ロケットストーブがちゃんと機能して、なおかつ
天井高が適切であれば、床面(下火)もきっとピザの調理に必要な
温度まで上がるはず」との予想(=願望)が実証できてとても満足です。

このあと、チキンのグリルとカンパーニュを焼いてこの日は終了。

ちなみにこの日はピザを5枚焼いて薪は1.5束しか使いませんでした。
燃費もかなり向上したという実感があります。

ロケットストーブの燃焼効率が上がっただけでなく、石窯自体が
十分乾燥して加熱性、蓄熱性が上がったのかもしれません。

続いて5月5日
ロケットストーブ付の私の石窯はホントに煙が出ません。
これは火入れをして1分後の煙突の様子です。
この時はかすかに白い煙が見えますが、この後2〜3分ほどで
ほぼ目視で煙は見えなくなります。
ちなみにこの時の焚口の様子はこんな感じ。

何よりもこの煙の少なさが住宅地の中で利用する上で
最大のメリットだと感じています。

さてこの日は途中色々用事ができて中々石窯の世話ができず
適温になるまで時間がかかってしまいました。
それでも2時間ほどで適温に達しました。

今日の料理はピザを7枚にチキンのグリル、カンパーニュ、そして
最後に鍋を放り込んでおき、翌朝には熱々のポトフができました。
使用した薪はやはり1.5束程度でした。
カンパーニュはクープもパックリ(^^)v
(チョット開きすぎ?ということは2次発酵が足らないのかも)
手前は余ったピザ生地をそのまま焼いてみたパン。
ピザ生地なので塩味が強めですが、まぁまぁ食べられます。

まだ経験不足な面は否めませんが、パン焼きに関しては石窯の
性能的に何の問題もありません。
石窯の扱いもだいぶ慣れてきました。