2012年7月16日月曜日

ロケットストーブ付石窯作り3/土台

重量ブロックの周りにレンガを巻いていく作業に
取り掛かりました。
石窯を完成させる前にフェンスを取り付けてしまったので、
フェンス際は苦労しそうだなと覚悟はしてましたが、
案の定、フェンスとの隙間が狭いため、レンガの水平や高さの
調整や目地を整えるのが難しいです。

この土台部分には1段あたり20個強のレンガを使用し、
ブロックを完全に覆うには10〜11段積む必要がありました。

使用したアンティークレンガ(中古の耐火レンガ)には
耐火モルタルや保管時の泥汚れが付着しています。
汚れはブラシで水洗いすれば落ちますし、耐火モルタルは
スクレーパーで割りと簡単にこそぎ落とすことができますが、
それでもこれだけの数になるとかなりの時間を要します。

目地用のモルタルもかなりの量を要しましたので、
これを練るのも重労働でした。

それからDIYで色々作るようになって改めて実感したことが
あります。それは後片付けや準備の大切さ。

左官作業では塗料やセメントは放っておくとすぐ固まって
道具類がダメになってしまいます。
コテやバケツ、トロ舟などは使用する都度、水洗いするのは
当然ですが、一日の終わりに綺麗に洗って点検し、片付けたり
レンガやブロックも次の工程を考えて整理しておくことで、
次の日の作業が潤滑にできるだけでなく、怪我やミスの
防止にも繋がります。

家を建てる時に、「見学に行った時、現場が綺麗に整理整頓されて
いないような業者はダメだ」と聞き、何となくどこにお願いするかの
選定基準にしていましたが、その本当の意味がやっと
少しは理解できたかも。

ということで、作業日には準備や後片付けにも2時間程度はかかります。
土日フルに作業して、上の写真から2週間でどうにかここまで積みました。

水平はレベラーで測り都度調整しましたので、問題無いですが
垂直方向は結構凸凹してますね・・・。
まアンティークレンガ自体、色も形もバラつきがありますし、
これも味のウチと思うことにしましょう。。。
レンガの配列も若干失敗したような気もしますが、まっいいか。
ブロックむき出しの時と比べると良くなったと思いたい・・・
ここまで更に数日・・・
土台の外観部分はこれでほぼ完成とします。
石窯の床を手前から奥方向に向けて少し上がるよう傾斜を付けると
薪が燃えやすいという記事を読んだことがあります。
そこで天端をモルタルで均す際、2%ほどの傾斜を付けました。

記事にしてしまうと僅かな行数ですが、振り返るとこのレンガ積みだけで
1ヶ月近くを要しました。気候も暑くなり本当に大変な作業でした。

しかし、土台はまだ完成ではありません。
薪の収納部分の漆喰塗りや、ロケットストーブを組み込む作業が
残っています。