2010年8月21日土曜日

地盤改良工事

いよいよ着工です。まずは地盤改良工事から。

土地の分譲業者から以前見せてもらった図面(地籍図)で切土と盛土の部分が混在していることから、地盤改良や擁壁工事は相当の規模になることを予想はしていました。

「売買契約前でも地盤調査してもらって構いません。」と分譲業者からも許可をもらっていたので実施しておけば良かったのですが、地積図等を見た設計事務所から「恐らく大きな問題は無い、それに実際の建物の形状が決まってからでないと、地盤調査の意味が無い。」と言われたことで、地盤調査は土地の決済後に実施することになりました。

検査に費用をかけても良い結果が出れば、かなりコストが浮くとの期待のもと、スウェーデン式サウンディング法と、表面波探査法の両方で調査してもらいましたが、残念ながら結果は良くありませんでした。

擁壁工事前と、基礎工事前の2段階に分けて地盤改良工事が必要になるので、工事の規模も費用も結構大きくなるとのこと。

土地決済後なので、納得できるならお願いするしかありません。

土地全体を擁壁で囲むことを諦め、法面はそのままにして建物のための地盤改良のみで済ませればかなり費用は抑えられそうですが、敷地の4割が利用できない部分になってしまいます。
その上、法面の手入れも大変でしょうし、斜面の角度も結構あります。
自分たちだけでなく、近所の子供達にとっても危ないように思いますので、少し無理することになりますが当初計画の通り、全体を擁壁で囲むことにしました。

その計画に沿って地盤改良から工事が始まりました。

数日前に確認した所、今日一杯で地盤改良工事が完了するとのことでした。
そこで午後、昼休みがてら様子を見に現地に行きました。
ところがここの所の晴天続きで予定より順調だとは聞いていたのですが、既に改良工事は完了していて、現場には誰もいませんでした。
改良工事作業を見ることができないのは残念でしたが、いよいよ始まった感じがします。

ところでウチは地盤調査の結果に基づいて素直に地盤改良工事をお願いしましたが、地盤改良について調べていたら、こんなサービスがあることを知りました。
地盤セカンドオピニオン
このサイトによれば一般的な地盤調査の結果で改良が必要と言われたケースでも、実にその7割は改良不要とのこと。
その理屈は万が一、地盤調査で問題無しと判定した土地で何か問題が起きた場合、調査会社が負担する補償額がかなりの金額になるので、調査結果の判定が厳しくなりがち。←よく言えば。
地盤調査会社=地盤改良業者なので、厳しく判定した方が儲かる。←悪く言えば。
ということらしいです。

一方、見方を変えれば上記サービスって保険屋さんの一種とも言えるような。

改良工事不要と判定→でも本当に不要なのかちょっと心配→万一何かあった時に備える保険があると安心ですね→保険加入の手数料で儲かる、って構造、みんな色々と考えてるなぁ・・・
新しいサービスみたいなので、あくまで現時点の情報ですが診断だけなら無料みたい。

ちなみにウチも改良工事が始まる直前にこのサービスを知り、着工に間に合わないかもしれないと思いつつ地盤調査の結果を送ってみました。
診断結果は見事に「工事必須!」とのこと。チャンチャン。。。

ウチにとっては嬉しくない「オピニオン」でしたが、工事が必要な時はちゃんと必要と診断されることの証明として、どなたかの参考になれば幸いです。。